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【韓国ドラマ】「愛の不時着」超えの視聴率!「涙の女王」最終回を韓国で視聴&ロケ地巡りをしたファンも

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
主人公宅の外観「韓国石造博物館」(画像提供:トラベルブロガーmiraさん)

いま、韓国ドラマファンの間で話題の作品があります。それは、キム・スヒョン×キム・ジウォン主演の「涙の女王」。4月28日に放映された最終回は、あの「愛の不時着」を超える視聴率24.9%(ニールセン・コリア全国有料世帯基準)を記録し、tvN(CJ ENMが運営するテレビチャンネル)歴代1位となりました。

「涙の女王」とはどのようなドラマなのか。そして、「涙の女王」最終回を現地韓国でリアタイ視聴し、ロケ地巡りまでしたというトラベルブロガーに話を聞きました。

■韓国ドラマ「涙の女王」とは

財閥三代目“デパート業界の女王”ホン・ヘイン(キム・ジウォン扮)と田舎出身の“スーパーマーケットの王子”ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン扮)。そんな結婚3年目の夫婦に危機が訪れ、奇跡のように再び恋が動き出すラブストーリー。

2024年3月9日~4月28日にtvNで放映された16話編成の土日ドラマです。
主演を俳優キム・スヒョンとキム・ジウォンが務め、パク・ソンフン、クァク・ドンヨン、イ・ジュビンなどが脇を固めました。

Netflix(ネットフリックス)でも配信されており、日本のファンからも人気を博しています。

~視聴率~
初回の視聴率こそ、全国平均5.9%(首都圏平均6.5%)と振るいませんでしたが、回を重ねるごとにぐんぐんと上昇し続け、最終回で24.9%(首都圏平均28.4%)をマークしました。24.9%はtvNドラマ歴代最高視聴率となります。ちなみに、同局で放映された「愛の不時着」(2019~20)の最高視聴率は21.7%でした。

ティザー映像(tvN公式より)

■脚本を手掛けたのは凄腕女性脚本家

「涙の女王」の脚本を担当したパク・ジウン作家は、「逆転の女王」(2010/MBC)や「棚ぼたのあなた」(12/KBS)、「星から来たあなた」(13/SBS)、「青い海の伝説」(16/SBS)、「愛の不時着」など数多くのヒットドラマを手掛けた女性脚本家です。

「愛の不時着」は韓国の財閥令嬢と北朝鮮の軍人が恋に落ちるという奇想天外な物語で、2020新語・流行語トップ10に入るなど、日本でも大きな話題に。主演のヒョンビンとソン・イェジンはプライベートでもカップルとなり、2022年に結婚しました。

■最終回を韓国で視聴&ロケ地巡りをしたトラベルブロガー

「韓国石造博物館」の全体像(画像提供:トラベルブロガーmiraさん/インスタ@mira_travel_n_food)
「韓国石造博物館」の全体像(画像提供:トラベルブロガーmiraさん/インスタ@mira_travel_n_food)

トラベルブロガーのmiraさんは、韓国人の夫(日本在住)と一緒に韓国ソウルで「涙の女王」最終回を視聴したといいます。

「ドラマの放映途中や前後に、主演・助演俳優が出ているCMが流れていたので、現地でのリアルタイム視聴ならではの“おまけ的”な楽しみもあり、よりドラマ視聴を楽しめたと思います」(miraさん)

もともと“韓ドラ好き”でキム・ジウォンにハマっていたmiraさん。「涙の女王」をきっかけに、彼女が出演する過去の作品も一気見したのだとか。さらに、はやくもロケ地巡りを実行! それをInstagramに投稿すると、普段の数十倍以上に及ぶ閲覧数があり、改めて「涙の女王」の人気ぶりを実感したようです。

「韓国には何度も行っていますが、実はロケ地を巡ったのは今回が初めてでした。ドラマの中だけで見ていた世界が、実際に目の前に現れたときは、すごくワクワクしたのと同時に不思議な感覚がありました。『わ〜あのシーンのとこにいるんだ〜』というような! 普段なら行かないエリアに行くことで、韓国の魅力を再発見する旅となったので、今後ますますロケ地巡りにハマりそうです」(miraさん)

清渓川の廣通橋。ドラマでは夜のシーンで登場(画像提供:トラベルブロガーmiraさん/インスタ@mira_travel_n_food)
清渓川の廣通橋。ドラマでは夜のシーンで登場(画像提供:トラベルブロガーmiraさん/インスタ@mira_travel_n_food)

ロケ地のひとつ清渓川(チョンゲチョン)は観光名所でもあるため、今後、日本人観光客や韓国ドラマファンもたくさん訪れそうですね。

GW後半、そんな超話題の韓国ドラマ「涙の女王」をゆっくり見てみてはいかがでしょうか。

【参考】「涙の女王」ファンのトラベルブロガーに聞いた!現地“ロケ地巡り”の楽しみ方と注意点

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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