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【長崎市】アジサカコウジデジタルイラスト展、063FACTORYにて開催中!8/25(日)まで。

misahanaライター(長崎市)
2024/8/4取材・撮影

船大工町にある063 FACTORYにて、8月3日(土)より、アジサカコウジ デジタルイラスト展 SHE SEE SEAが開催されています。長崎初のデジタルイラストのみの作品展です。今月、25日(日)まで開催されます。最終日は、アジサカさんも在廊予定です。

ギャラリーに足を踏み入れると、涼しげな女の子たちがずらりと並びます。今回の個展のために、新作をおよそ30点書き下ろしました。展示は、最新の印刷技術を用いて、特別な和紙にプリントされているそうです。

既に、国内外に多くのファンがいらっしゃるアジサカさんですが、ここで少し、プロフィールをご紹介します。

アジサカコウジ

佐世保市出身の画家兼イラストレーター。熊本大学を卒業後渡仏し、独学で絵を描き始める。帰国後、イラストレーターとして活動。2002年からベルギーへ移住し、アクリル画での個展を開始。以後、ブリュッセル、パリ、日本の各地で毎年個展を開催する。現在は、九州を拠点に活動中。

イラストだけの個展は、約20年ぶりの開催です。近頃は、アクリル画に専念している期間が長いそうで、アジサカさん曰く、久しぶりにデジ筋(デジタルイラストを描くための心の筋肉)を使ったそう。

「アクリル画と違い、デジタルは消してゼロにすることができる。ただ、アクリル画もデジタルも基本は同じ」とアジサカさん。「描くことを自分が楽しみたい。想定外のことが起こる方が楽しい」とほほえみます。

製作期間はおよそ1カ月。アジサカさんは、「線の色や太さを決めるのに時間がかかった」と話します。色数もできるだけ少なく、白・青・赤などシンプルにすることを心がけたそうです。

クールにすました女の子たちが、真っ直ぐとこちらを見つめてきます。女の子たちには、ひとりひとり名前(タイトル)がついています。すべて描き上げた後に、いち鑑賞者として、思いついたものをつけていくそうです。アジサカさんが、これまで出会った方の名前もあるのだとか。

私も鑑賞しながら、「たしかに、この子はルーシーっぽい!」「ジジナとは話が合いそうだな」などと、ひとりで勝手に楽しんでおりました。ちなみに、私はハンナがお気に入りです。同じ表情でも、この子は今どういう感情なのだろうかと想像をかきたてられます。

『アジサカコウジインタビュー そぞろに描く』(著・藤本明宏/長崎文献社 2023年9月1日初版)
『アジサカコウジインタビュー そぞろに描く』(著・藤本明宏/長崎文献社 2023年9月1日初版)

私は、今回、アジサカさんの展示に初めて訪れたのですが、個人的には、アジサカさんとの最初の出会いは、長崎文献社から昨年出版された『アジサカコウジインタビュー そぞろに描く』(著・藤本明宏/2023年9月1日初版)でした。

写真提供:063 FACTORYさま
写真提供:063 FACTORYさま

こちらのロングインタビュー本で、絵と向き合うアジサカさんの視点をのぞかせてもらったような気がします。また、自分自身がアジサカさんと対話しているような感覚も味わえました。アジサカさんの魅力がたっぷりとつまった一冊です。

個展会場にて、本やオリジナルグッズも販売されています。展示とあわせてお楽しみください。

オリジナルグッズの販売も
オリジナルグッズの販売も

みなさんも、暑い夏にぴったりなクールでかわいい女の子たちに、会いに来てみませんか?

アジサカコウジ デジタルイラスト展 SHE SEE SEA
場所:063 FACTORY(船大工町3-7)
会期:8月3日(土)~25日(日)11:30~19:00(日曜日は18:00)※25日はアジサカさん在廊予定
入場:無料
休業日:毎週火曜・8/15(木)/8/17(土)・18(日)は別イベントのため個展休廊。
TEL:092-737-7570
公式Instagram:アジサカコウジ063 FACTORY063coffee
取材協力・一部写真提供:アジサカコウジ様、063 FACTORY様

ライター(長崎市)

生まれも育ちも長崎市。長崎くんちが待ち遠しい「じげもん」です。初めての育児に奮闘中!古民家カフェとローカルな史跡巡りが好き。長崎での暮らしが、今よりもっと楽しくなるような情報をお届けします。

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