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いつも部屋がキレイな人が、片づけをする前にしているシンプルなこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

いつもキレイに片づいている家は憧れますが、普段どういう片づけをしているのでしょうか。

いつも部屋がキレイな人が片づける前にしているのは…

みなさんは散らかっている部屋をキレイにしようと思ったら、まず何からはじめますか?

出しっぱなしになっていたり、床に置いたままのモノを元の場所に戻したり、乱れたモノをまた整え直したりしているのではないでしょうか?

しかし残念ながらこのやり方ではすぐに元に戻ってしまいます。

いつも部屋がキレイな人の片づけは、まずはゴミ袋を準備することからはじめます。

つまり不要なモノを捨てることから始めるのです。

部屋の中に不要なモノがいつまでもあってもキレイになるはずがありません。

使いたいモノを取り出す時に邪魔になるし、収納スぺ―スに不要なモノが入っていると、肝心な必要なモノが入らずにぎゅうぎゅう詰めに詰め込んだり、床に出しっぱなしになるかもしれないのです。

簡単に捨てることができない人も!?

私はこの10年間片づけレッスンで様々な地域に住んでいる家庭を訪問しましたが、使用したいゴミ袋の枚数が足りなかったり、ゴミ捨てのルールが複雑でそこに住む人もあまり理解していなくて、捨てるのに手間がかかっている家庭がありました。

捨てるのに紐が必要なのにどこにあるかわからなかったり、古着を捨てるのにひもで縛らないといけないルールがあり、縛るために着ない服を畳んで重ねることがハードルが高いため、服が捨てられないという人もいました。

不要なモノを捨てることが物理的に一番手っ取り早く片づく方法ではあるのですが、そもそも「捨てる」という行為に進むことができないことがあるのです。

モノの出口はスムーズに!

部屋をキレイに片づけるには、モノの出口を広くスムーズにすることが重要です。

モノの出口とは、不要なモノを捨てる手段や方法のことを指します。

不要なモノを捨てることができないと片づくわけがありません。モノを捨てるプロセスが円滑に進むように、十分な枚数のゴミ袋を準備したり、捨てる際に必要な道具や捨てる方法を把握しておくことで片づけがスムーズに進むのです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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