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大掃除はしないといけないのか、4人の子の母の大掃除事情

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

こんにちは、藤原友子です。

小中高の4人の子どもと夫と、「いつもキレイじゃないけど、何かあればすぐ片づく家」に暮らしています。

気が付けば11月も半ば。

「今年も大掃除しないといけない…。大変だな~。」という声をちらほら聞くようになりました。

そこで、今日は、片づけ、暮らし方のプロである私の家の大掃除事情について。

掃除用洗剤のCMを観ると焦ってしまう…。

この時期になるといろんな掃除用の洗剤のCMが放送されます。

そろそろ大掃除だな、と思うと同時に、掃除をするのには、いろんな洗剤が必要に思えてきて、〇〇用洗剤を買わないと掃除ができないのではないか、と思ってしまいます。

そして、結局どれを買ってよいかわからず、掃除も進まない…。

寒さがさらに厳しくなると、もっと掃除がめんどうになり、結局今年も、大掃除はできなかった・・・と思いながら年末を迎える。こんなことを繰り返している人もいるのではないでしょうか。

実は、寒い時期の年末の大掃除は非効率

もちろん年末に大掃除をして、家をキレイにし、お正月に神様を迎える準備をするという意味は、とても大切なことですが、

正直なところ、私は、寒い時期に大掃除はしたくありません。寒いのに窓を開けたり、水を使ったりがとんでもなく嫌で、大切だとわかっていても体が動かないのです。

しかも、油汚れは、気温が低いと固くなってしまうため、実は寒い年末に換気扇の掃除などは向いていないのです。

掃除には、ある程度温度と湿気が必要です。

網戸や窓の掃除も、雨で汚れが濡れた後のほうが汚れが落ちやすいから、梅雨時期の晴れ間や台風の後にするといいし、ベランダ掃除も雨の後のほうが、舞い上がる砂埃の量も減ります。

我が家は、年末大掃除はしません。

大掃除を行っている近所の人のマネをし、窓そうじなどを年末にしたことがあります。確かにキレイになり、気持ちがよいのですが、子どもたちが部活やスポーツに忙しい我が家は、家族がゆっくり家に揃うことがお盆と年末くらいしかありません。

だから、年末には大掃除をするぞー!と張り切ることはせず、むしろ家族で出かけたり、映画を観たり、日ごろできないことを家族とする時間にしています。

そのため、掃除は自分の気が向いた時に、その時、気になるところをしています。

小さいころからの流れで、衣替え大掃除などが、年中行事としてあることが、当たり前の人もいると思います。

毎年、年末に大掃除ができなくて、またできなかったと後悔するなら、いっそのこと「年末に掃除をしなくてはいけない!」と決めるのをやめるのも一つの方法です。

気が付いたときに掃除に取り組みやすい環境を

私は先日、食卓の上のライトが気になり、アルカリ電解水と何度も洗える丈夫なキッチンタオルでキレイにしました。

アルカリ電解水は、油やたんぱく質を分解するので、キッチンの油汚れや、床の汚れ、壁、ドアノブなどの手あかの掃除にピッタリで、

気になるところに吹きかけ、拭き取るだけで良いので、忙しく時間がない人も、サッと掃除に取り組むことができるので、常備しておくのがおススメです。(100円ショップのもので十分です)

また、カーテンなどを洗うのも、暖かく空気が乾燥した時期に、まとめて洗って、そのままカーテンレールにかけたまま干し、乾かしています。

掃除が苦手な人の家に多いのはコレ

掃除な苦手な家庭には、〇〇用専用洗剤、というものがたくさんある傾向にあります。

何を使ってよいからわからないから、専用洗剤を買いたくなるのはよくわかりますが、洗剤の種類が増えると、置き場も必要になります。

また、種類が増えると、どの洗剤を使って掃除をすればよいかわからなくなるので、せっかく掃除をしようと思ったやる気が、どこかに行ってしまうこともあるのです。

私は、アルカリ電解水(床、壁、窓、あらゆる場所用)、漂白剤(カビ)、クレンザー(お風呂など磨きたいもの)クエン酸(鏡のくもり取り)があれば、なんとかなるかなと思っています。

専用洗剤は、ないならないで何とかなるもの。種類が少ないほうが、ストックも少なくても済みます。

専用洗剤を買いそろえても、その洗剤を使わなくては、家はキレイになりません。洗剤をそろえるのではなく、まずは、家をキレイにし、洗剤を消費することを意識してほしいと思います。

これから年末、自分は、我が家はどうしたいかを考えよう

生活の多様化で、年末には、大掃除をしたり、お節料理を作るというスタイルを取らない家庭が増えてきています。

どれがよくて、どれが悪いということではありません。

自分と家族が、納得するように暮らしを選べばいいのです。

しかし、SNSで大掃除を丁寧にしている人を見て焦ったり、同じようにできない自分を責めて自信を無くす人もいるでしょう。

誰かの素敵な暮らしに憧れるのは悪いことではありませんが、だれかの暮らしを基準にし、苦しくなったりするのは、おかしなことです。

これから年末にかけ、忙しくなると思います。

忙しいからこそ、自分は、そして我が家は何を大切にしたいのかを忘れないでおきたいですね。

暮らしの正解は、自分で作るもの。年末に大掃除をしなくても、本人が困らなかったらそれでも良いのです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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