タイガースに入団する前田健太は、前エンジェルス監督の息子に背番号「18」を譲ってもらう!?
これまで、前田健太は、背番号「18」のユニフォームを着て、投げてきた。広島東洋カープでは、一軍デビュー前に「34」から「18」に変更。ロサンゼルス・ドジャースとミネソタ・ツインズでも、背番号は「18」だった。
2016年1月にドジャースと契約を交わした時、背番号「18」は空いていた。2015年に「18」を背負っていたホゼ・ペラーザは、前田が入団する前月に、三角トレードでシンシナティ・レッズへ移籍した。
2020年2月のトレードで、ドジャースからツインズへ移った際は、ミッチ・ガーバーに背番号を譲ってもらった。ガーバーは、「#18のジャージを最近買ったファンには申し訳ない。ケンタがこの番号をとても欲しがっているし、彼が気持ちよくベストを尽くせるよう、僕は何でもする。ゴー、ツインズ!」とツイートした。前田とガーバーは、2020~21年に9試合でバッテリーを組んだ。
今オフ、FAとなった前田は、デトロイト・タイガースに入団することが決まったようだ。それについては、こちらで書いた。
◆「前田健太の契約総額は前回より少し減少も、年平均額は4倍近く上昇。2年2400万ドルでタイガースへ」
タイガースでは、タイラー・ネビンが背番号「18」を使用している。ロサンゼルス・エンジェルスの前監督、フィル・ネビンの息子だ。
前田が望めば、背番号は、問題なく譲ってもらえるだろう。ネビンは、内野と外野の両コーナーを守る控え野手だ。今シーズンの出場は41試合。その前に、ボルティモア・オリオールズでプレーした2シーズン――背番号は「41」だった――を合わせても、出場105試合に過ぎない。
ちなみに、ガーバーは、ツインズ時代に背番号を3度変えている。2017年が「43」、2018年が「23」、2019年が「18」、2020~21年は「8」だ。3度とも、変更の理由は選手の加入。「43」はアディソン・リード、「23」はネルソン・クルーズに譲った。ここ2シーズンは、テキサス・レンジャーズで「18」を背負い、今オフにFAとなった。
背番号の譲渡とは関係ないはずだが、前田は、9月3日にガーバーと3打席で対戦し、1打席目に3ラン本塁打、2打席目と3打席目はシングル・ヒットを続けて打たれた。この日、前田は、5イニングを投げて3失点を記録した。ガーバーは、4打席目にコール・サンズからもホームランを打った。