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ハーブの先生になるために私がやり方を変えたこと3つ

平野蘭ハーバリスト、ハーブ研究家

「ゆくゆくはハーブを人に教えていきたい」

「家族にもハーブを使えるようになりたい」

ハーブを勉強していて、こんな風に思ったことはありませんか?

私もそんな想いから始まり、現在ではハーブを教える仕事をしています。

実際にハーブの先生になってみて、「もっと早くこのことに気付いておけば近道できたのに!」ということがたくさんありました。

その中でも特に大切だと感じた3つのことについて、ご紹介していきたいと思います。

1.独学をやめた

あなたは、独学でハーブを学んでいませんか?

今はSNSやインターネットでたくさんの情報が手に入るので、何だかお金を出さなくても色々知ることができそうな気がしますよね。

ですが、残念ながらハーブ界の場合は別なんです。

情報を無料で手に入れながらハーブの独学をする方法には、次の2つの大きなデメリットがあります。

1.時間がかかりすぎる

2.常に迷いが生じる

このデメリットを無視して独学を続けると、ライバルに先を越されてしまうかもしれまん。

日本でのハーブの独学は難しい

私がハーブを勉強しだした頃は、アメリカにいました。

そのため、ハーブの情報が手に入りやすく、独学もある程度まではスムーズに運んでいたんです。

みんなが違う方法を自由に試して発信するアメリカでは、ハーブの独学はそれはそれは楽しかった思い出があります。

ですが日本は、

ハーブの役立つ情報を無料で手に入れる

ということ自体がかなり難しいです。

さらに言えば、

ある程度のところまで調べていくと、みんなが同じような情報を発信していて、それ以上のことが分からない

というところにたどり着きます。

これは、

・日本が他国とはハーブの扱いが違うこと

が原因となっています。

日本で発信する以上、ハーブ情報の発信側も、きちんと日本のルールに乗っ取って細心の注意を払いながら発信する必要があります。

日本でハーブの情報が限られるのは安全のためのルールでもあるので、仕方のないことなのです。

お金で知識と時間を買う

上記のような理由から、ハーブを学ぶのであれば「お金で知識と時間を買う」という考え方にできるだけ早く切り替えることが必要です。

なぜなら、日本ではあなたの悩みを解決するような無料の情報はほぼ見つけられないからなのです。

独学で半年以上悩み続けて、それをプロに聞いてみたら2秒で解決した

というのは決して珍しいことではないんです。

独学を貫くと、2~5年は無駄にします。

ライバルに差をつけられないためにも、まずは本を買ってみるとか、低額でもいいのでハーブ講座を受けてみたりすることをおすすめします。

2.「みんなと同じ」をやめた

私は、ハーブの先生になろうと思ってからは、他の人がやっていることには手を出さないようにしています。

だってそれは、「私じゃなくてもできること」だからなんです。

厳しいようですが、

・大勢の人が持っているハーブの資格を取って

・みんなと同じようなことを発信している

というやり方では、お客さまは振り向いてくれません。

お客さまから見ると、あなたは「〇〇の資格を持っている大勢のひとり」としか見えないのです。

「人と違う」ことが成功のカギになる

「人と違うことをやるなんて無理!」と思うかもしれませんが、SNSなどの発信を利用すれば、人との違いを簡単に出すことができます。

あなたは他の人のSNSを見て「私ならこうするのになあ」と思ったとき、

「先生に言われたことと違うしな・・・」

「みんなやってないことだしな・・・」

と、その想いを飲み込んでいませんか?

実は、こういうことこそが「この人は何かが違うなあ」と思ってもらえるきっかけになります。

ハーブ界のSNSは、同じような情報と当たり障りない意見であふれています。

SNSを見る人たちは、そんなありきたりの情報に飽き飽きしているのです。

あなたが他の人と違う意見を発信すれば、徐々に注目してくれる人たちが増えてきます。

そしてその中には、あなたの未来のお客さまになる人たちがいるはずです!

人と違う考えを持った時には、ぜひ勇気を出して発信してみてくださいね。

3.すでに持っているものに目を向ける

ハーブを学び始めると陥るのは「もっと勉強しなきゃ」病。

ハーブの新しい情報を見かけるたびに心がそわそわするんですよね。

「私は講座をするにはまだ足りないのではないか」

「まだまだ自分は準備不足だ」

この不安はよく分かります。

ですが、実はこの不安はすべて「勘違い」なんです。

今あるもので十分価値がある

一度、あなたが今すでに持っているもので、小さな講座やワークショップを開いてみてください。

すると・・・

・自分が「学ばなきゃ」と思っていたことは、お客さまの望むこととずれていた

・今の自分のままの知識でもこんなにお客さまに喜んでもらえるんだ!

など、色々なことに気付くはずです。

実は、あなたが今すでに持っている知識だけで、十分に先生としてやっていけるんです。

あとは、あなたの持っている知識を、お客さまの悩みを解決するためにどう形を変えて出していくか、を考えるだけです。

そのためにも、できるだけ早くお客さまと接する機会を増やして、たくさんのお客さまの声を聞いてみてください。

できるだけ早い行動と軌道修正が、ハーブ講座を成功させる近道になります。

周りの声に惑わされない

行動すればいいのは分かったけど、勇気がない

という方も多いと思います。

ですが、今あなたの心にある不安を作り出したのは、あなたではなく「周囲の声」でないですか?

「もっと上級の資格を取ったら?まだ初級なのに講座を開くとか恥ずかしいでしょ?」

「そんな知識でお客さまの質問に答えられるの?」

「他の受講者たちはみんな上の資格を目指すことに決めたよ。あなたも目指すでしょ?」

などなど、先生や周りの生徒さんたちはあなたを不安にさせる言葉を次々と放ってきます。

ですが、その人たちの心ない言葉はあなたのことを考えた言葉ではないので、すべて無視してしまって大丈夫です。

実際のところお客さまは、上級の資格の情報なんて望んでいません。

上級の資格で一生懸命暗記した科学成分をお伝えしても、みんな ( ゚д゚)ポカーン となります。

あなたが初級程度の知識や資格を持っているのなら、ハーブの知識はもうそれで十分です。

あとは「ちょっとの勇気」だけ。

その少しの勇気で、あなたの世界はガラリと変わりますよ。

あなたの「人にハーブを教えたい」という夢が1日でも早く叶いますように。

応援しています。

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ハーバリスト、ハーブ研究家

アメリカで5年間ハーブを学びディプロマを取得後、帰国。「ハーブのある暮らし」がなかなか実践できずにいるあなたへ。明日から試したくなるような楽しいハーブの使いこなしアイディアをご紹介します。

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