マンション暴落は忘れた頃にやってくる? 2024年の新築市況を最新数値から大予測
新築マンション価格が上昇し始めたのは2013年あたりから。10年も値上がりを続けてきたので、さすがにもう値下がりするだろうという予測は以前から出ている。
日本では過去、新築マンションが大きく値下がりした時期が数回あった。近年では平成バブルが弾けた後と、2008年のリーマンショックのとき……いずれも、新築マンションの売れ行きが落ち、多くの不動産会社が販売価格を下げたことで起きた現象だ。
平成バブルでマンション価格が爆上がりした期間は5年程度。リーマンショックが起きる前、「ミニバブル」と呼ばれた時期にマンション価格が上がった期間も6年から7年……してみると、今回10年も上がり続けているのは異例に長い。
だから、「そろそろ……」と考えられてしまうのは仕方がない。実際、気の早いマスコミは、2017年頃から「暴落は秒読み」と騒いでいた。以後、「マンション暴落」は何度も持ち出されたので、もう誰も驚かなくなった。
そのマンション暴落は、天災のように「忘れた頃にやってくる」のだろうか。新しい年2024年の新築マンション市況を予測する上で、じつは気になる数字が2023年に出ていた。それは、新築マンションに関する数字。新築とは異なる動きをする中古のデータではない。2024年、新築マンションはどの方向に進むのか。この数字を基に考えてみたい。
新築マンションの「暴落」を引き起こす決定要因とは
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