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1晩でかく汗はコップ1杯!汗を吸ったシーツを洗うと驚きの汚水が…!夏はシーツをしっかり洗おう

平島利恵洗濯研究家
シーツは洗っていても汚れが蓄積しています

洗濯研究家の平島 利恵です。シーツはどのくらいの頻度で洗濯しますか?人が一晩にかく汗の量はコップ1杯分!もしコップ1杯のお茶をシーツにこぼしてしまったら、すぐ洗いますよね?汗の汚れは目には見えないので実感しづらいですが、毎晩大量の汗がシーツに蓄積し続けているんです。

実際にシーツはこんなに汚れている

スタッフが使っている敷布団カバー(シーツ)をつけ置き洗いしました。シーツは洗っていても、こんなにたくさんの汚れが染み込んでいるんです。

不衛生なシーツはダニ繁殖の原因に

シーツに潜むダニは、洗濯で9割以上を取り除けます。洗わずに不衛生な状態が長く続くと、皮脂・角質・フケなどをエサに、ダニが繁殖する要因になります。

シーツの洗濯頻度は少なくとも週1回

忙しい方は洗い替えを用意すると◎
忙しい方は洗い替えを用意すると◎

仕事や家事、育児と忙しい毎日の中で、大物のシーツを毎日替えるのは難しいと思います。それでも一日の1/3の時間を過ごすシーツは、週に1度は洗濯しましょう。

【洗濯機洗い】シーツの洗い方

シーツは洗濯機洗いできます。汗・皮脂が蓄積しやすいので、すすぎ2回以上でしっかり洗いましょう。
シングルのシーツであれば標準コース、大柄のシーツは毛布コースで洗います。

温水で洗浄効果UP

汗・皮脂汚れは、洗濯機にかけるだけでは汚れを落とし切れないことがあります。頑固な汚れには温水を使い、繊維の奥に染み込んだ臭いや汚れを溶かし出しましょう!

お風呂のお湯取りホースを使い、蛇口の下に置いたバケツから綺麗なお湯を吸水すれば、簡単に温水洗いができます。

お風呂の残り湯には雑菌が含まれるので推奨しません
お風呂の残り湯には雑菌が含まれるので推奨しません

時間があるときは、「洗い」の工程の途中で停止し、1時間ほどつけ置きするとよりスッキリ洗い上がります!

【徹底ケア】蓄積臭・汚れを溶かし出す

つけ置きは高洗浄力のアルカリ性粉末洗剤で!
つけ置きは高洗浄力のアルカリ性粉末洗剤で!

しばらくシーツを洗っていない時、臭いや汗染みがある時は、浴槽でつけ置き洗いしましょう。
40度のお湯にアルカリ性粉洗剤をよく溶かし、シーツを30分~2時間ほどつけ置いてから、洗濯機にかけます。

シーツが清潔になると、寝心地がぐんとよくなります。汗をかく夏場は、シーツをしっかり洗い、心地よい睡眠環境を整えましょう!

洗える枕の場合は、枕の洗濯も忘れずに!洗い方は、「5年間使った枕を洗ってみたら…驚愕の汚水!臭い・汗・汚れをごっそり落とす【洗濯機で簡単!3ステップ】」をご覧ください。

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洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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