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冬に気を付けたい感染症!胃腸炎でクラスが全滅するのはあるある

はる現役保育士

こんにちは!保育士のはるです!(@hr_hoiku)

冬に流行る感染症と言えば、ノロウィルスやロタウィルスをはじめとしたウィルス性胃腸炎のイメージが強いかと思います。

実際に毎年冬になると何らかのウィルス性胃腸炎がどこかのクラスで流行っています。

ウィルス性胃腸炎を防ぐには?保育園の対策は?実際のお話を交えながらご紹介します!

ウィルス性胃腸炎って何?

感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。

病原体により異なりますが、潜伏期間は1~3日程度です。ノロウイルスによる胃腸炎では、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛であり、小児ではおう吐、成人では下痢が多いです。有症期間は平均24~48時間です。ロタウイルスによる胃腸炎では、おう吐、下痢、発熱がみられ、乳児ではけいれんを起こすこともあります。有症期間は平均5~6日です。感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。

引用:東京都感染症センター(https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/gastro/

ノロウィルスやロタウィルスと診断されることは少なく、「ウィルス性胃腸炎だね」と言われるお子さんが多い印象です。

ウィルス性胃腸炎は登園できる?

保育園によっても自治体によっても多少異なりますが、横浜市では登園届(保護者記入)の書類が必須となっています。

ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス等)の表記で、嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれることが登園の目安となっています。

診断されたら保育園に必要な書類はあるか、登園の目安はどうかをあわせて確認すると安心ですね。

ウィルス性胃腸炎の対策は?

園ではウィルス性胃腸炎が流行る時期になると、次亜塩素酸を使用して清掃をしたり、直前に嘔吐処理の研修を開いたりしています。

特に嘔吐処理は正しくやらないと蔓延させてしまう原因に。

看護師が常駐している保育園では、おもちゃの消毒などの方法も指導されているかと思います。

胃腸炎で全滅はあるある

保育園で働いていて、胃腸炎が流行ってクラスに登園児がいなくなる経験……1回どころではありませんでした。

2歳児クラスを担任していた時、1人が午前中嘔吐して早退、その後お昼寝後に3人が立て続けに嘔吐……「これはやばいかもしれない」と思った翌日、3人担任のうちの2人が嘔吐と下痢でお休みに。

私とフリーのパートさんでどうにか保育をしていましたが、その日も嘔吐と下痢が続き、クラス10人中お休みは4人、早退が2人。その翌日、見事に私ももらいました……。

結果として時期はずれたものの、10人中1人以外皆胃腸炎に罹患したという時がありました。

他にも1歳児クラスで1人が嘔吐し、その後も立て続けに嘔吐、下痢……先輩は「うつりたくない~」と片付けをせずすべて私が担当したのですが、翌日なぜか罹患しお休みした先輩……。

私はそのシーズンは胃腸炎をもらいませんでしたが、なんで先輩だけもらったんだろうと不思議な出来事でした。

冬場の胃腸炎は手ごわいもの、家でも対策グッズを準備しておきたいですね!

現役保育士

2016年に女の子、2020年に男の子を出産した2児の母。インスタグラム(@hr_hoiku)で保育園選びと保育園のモヤモヤについて発信している現役保育士。音楽と表現活動が得意。保育園の気になるアレコレや保護者の悩み、実際の保育現場についてをお話します!

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