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横浜DeNAのCS進出ライン。「6試合で3勝」の他「2勝3敗1分」や「1勝2敗3分」でも3位以上

宇根夏樹ベースボール・ライター
横浜スタジアム(写真:イメージマート)

 セ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)に進出するのは、阪神タイガース広島東洋カープにあと1チーム、横浜DeNAベイスターズ読売ジャイアンツのどちらかだ。

 9月25日を終え、3位の横浜DeNAは70勝64敗3分(勝率.522)、4位の読売は68勝68敗2敗(勝率.500)を記録している。レギュラーシーズンの残りは、それぞれ、6試合と5試合。そのうち、9月26日と10月4日は、両チームが対戦する。10月4日は、どちらのチームにとっても、レギュラーシーズン最後の143試合目だ。

 読売は、残る試合のすべてに勝つと、73勝68敗2分、勝率.518となる。

 横浜DeNAは、ここから3勝以上を挙げると、読売の勝敗に関係なく、CS進出が決まる。3勝3敗の場合は、73勝67敗3分、勝率.521だ。

 また、読売が5勝0敗、横浜DeNAは2勝以下でも、横浜DeNAのCS進出となるケースは少なくない。残る6試合の白星(2勝以下)と黒星と引き分け、シーズン全体の白星と黒星と引き分けと勝率は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 横浜DeNAは、あと2勝を挙げると、それ以外の4試合で4敗を喫しない限り、読売に並ばれることはない。2勝3敗1分のシーズン勝率は.518だが、四捨五入しない数値は.5179…。読売のシーズン勝率は、ここから5勝0敗で.5177…だ。

 その他に、横浜DeNAは、1勝0敗5分、1勝1敗4分、1勝2敗3分、0勝0敗6分、0勝1敗5分でも、読売がここから到達できる最高の勝率を上回る。1勝2敗3分の場合は、71勝66敗6分、勝率.5182…となる。

 昨シーズン、横浜DeNAは2位、読売は4位に位置した。これまで、横浜DeNAが続けてCSに進んだのは、2016~17年の1度だけだ。この時は、2年続けて3位だった。一方、読売は、2年続けてCS進出を逃したことがない。

 各シーズンにおける、セ・リーグのCS進出チームについては、こちらで書いた。

「阪神、広島東洋、横浜DeNAの3チームがCS進出は、6年前に1度。阪神、広島東洋、読売は過去2度」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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