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阪神、広島東洋、横浜DeNAの3チームがCS進出は、6年前に1度。阪神、広島東洋、読売は過去2度

宇根夏樹ベースボール・ライター
阪神甲子園球場 September 14, 2023(写真:アフロ)

 今年のクライマックス・シリーズ(CS)に進む、セ・リーグの3チーム中2チームは、すでに確定している。阪神タイガースがリーグ優勝、広島東洋カープは3位以上だ。

 3チーム目は、横浜DeNAベイスターズとなる可能性が高い。9月2425日を終え、3位の横浜DeNAは70勝64敗3分(勝率.522)、4位の読売ジャイアンツは68勝68敗2敗(勝率.500)。レギュラーシーズンの残りは、それぞれ、6試合と5試合だ。

 阪神、広島東洋、横浜DeNAの3チームがCS進出は、2017年に1度。6年前は、広島東洋が1位、阪神が2位、横浜DeNAは3位だった。日本シリーズへ進んだのは、横浜DeNAだ。阪神とのファースト・ステージは●○○、広島東洋とのファイナル・ステージは●●○○○○(最初の黒星は広島東洋のアドバンテージ)で勝ち上がった。

 まだわずかに可能性を残す、阪神、広島東洋、読売の3チームがCS進出は、2013年と2014年の2度だ。両年とも、読売が1位、阪神が2位、広島東洋は3位。2013年は、広島東洋が阪神を下し、読売が広島東洋を退けた。どちらのステージも、スウィープだ。2014年は、阪神が広島東洋と読売を破った。阪神の黒星は、読売のアドバンテージだけ。計6試合を行い、5勝0敗1分を記録した。

筆者作成
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 CS進出の3チームは、20のパターンがある。この場合、3チームの順位は問わない。例えば、2007年と2008年、2010年は同じパターンだ。ちなみに、セ・リーグがCSを行わなかった2020年も、この3度と同じ3チームが1~3位に位置した。

 20パターンのうち、過半数の11パターンは、まだ一度も起きていない。その一方で、過去15度のCSで半数近い9パターンが起きている、という見方もできる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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