2022年のボジョレーヌーボー解禁日は、11月17日（木）です。
ワインをメインに楽しむ、お酒の席も増えそうですね。
ワインに関するテーブルマナーには、独特の決まりごとがあります。
食事の席で迷わないよう、事前におさえておきましょう。

オーダーは、男性にお任せする

カップルで食事に行ったときには、ワインのオーダーは男性にお任せします。
食事の席でもエスコートを受ける、という意味合いがあるからです。
男性から何を飲むか尋ねられたら「白で、フルーティなものをお願いします」といったように、好みを伝えましょう。その後、男性からソムリエに、オーダーを伝えてもらいます。

ワイングラスについた口紅は、どうする？

ワイングラスについた口紅を、指でぬぐうのはNGです。食事中、口元が触れた箇所を、何度も指でぬぐうのは不衛生であり、所作としても見苦しいものです。
食事の前に、化粧室でティッシュオフし、グラスにつかないようにしておきましょう。
また、長らく続くマスク生活で、マスクに触れてもつかないタイプの口紅やリップコートも豊富になりました。事前に試して、食事の席で活用してもいいですね。

レストランで、女性がワインを注ぐのはNG

レストランでは、ソムリエなどお店の人にワインを注いでもらいます。
気を効かせようとして、女性がお酌をするのはNGです。
数人グループで食事に行ったときにも、男性がいれば、男性にお任せするのがいいでしょう。
ただし、職場での飲み会など、カジュアルな席なら、そこまで気にする必要はありません。

頻繁に、グラスをくるくる回すのはNG

グラスをくるくると回して、ワインを空気に触れさせることを「スワリング」といいます。
スワリングすることで、香りが引き出され、味がまろやかになり、美味しく飲めるといわれています。
ただし、飲むたびごとなど、頻繁にくるくる回すのはNGです。もてあそんでいるような印象になり、エレガントではありません。また、スワリングをするのは、赤ワインのみ。白ワインには、適正温度があるため、スワリングをしません。

グラスの残量わずかになったときの飲み方

グラスの残量がわずかになったときの、注意点をお伝えします。
飲み干そうとして、頭を後ろに倒してグラスを煽ると、豪快な印象になるのでNGです。
首をまっすぐにして、顔は動かさずにグラスを傾け、口元にワインを流すようにするとキレイです。あるいは、顔をやや斜めに向け、グラスを持つ手のほうに身体を向けても、エレガントです。

以上、女性が特に知っておきたい、ワインに関するテーブルマナーについて、お伝えしました。ボジョレーヌーボー解禁や、年末年始に向けて、ぜひ、ご活用ください。

マナー・コミュニケーション研修講師
樋口智香子