一度食べたらきっと虜、老舗の「あんみつ」は豊洲市場に!茂助だんごさんの自家製寒天やこし餡は珠玉の品
東京駅から直結のバスが運行し、更にはホテルまで隣接しているというテーマパークのような一面をも持つ豊洲市場。早朝から賑やかな市場の喧騒に誘われて、ホテルの朝食ではなく、市場のグルメから一日を始めるという方も多数。
その中には実に100年越えの歴史を持つ老舗もあり、その中には昔から沢山の方や関係者に贔屓にされている和菓子屋さんも。
その中のひとつ、「茂助だんご」さんには甘味処も併設されており、冷たい和菓子から温かいお雑煮やお汁粉などを求め連日大盛況。今回は人気メニューのひとつ、そして和菓子屋さんならではの拘りが恐縮した名物「あんみつ」をご紹介。
あんみつのみならず、クリームあんみつや白玉あんみつを注文される方が非常に多いというのも納得。まずはなんといってもこのあんこ!ぽってりと火取られたやや硬めのあんこはころりと整った球体。あんみつに添えられるあんこは、寒天や蜜、他の食材の水分に負けてしまわぬよう固めに仕上げられている場合が殆どです。とすると、糖度が高く甘すぎるのではないかという懸念を抱く方もいらっしゃるかと思うのですが、全くそんなことがないのです。
確かにあんこ単体ですとしっかり甘味が備わっているのですが、それでも引きが良くすっきりとした余韻。
また、あんこをはじめとするパーツを引き立ててくれるあんみつの要ともいうべき寒天。どことなく原材料である天草の色を宿し、霞がかった寒天。この寒天がまた絶品でして、寒天の味わいや風味はしっかりと旨味として凝縮されているものの、青臭さや生臭さは皆無。また、若干大き目のサイズ感にも注目。
ぷりん、という微かな弾力で表面が覆われ、中はほろりと大胆に割れる食感も自家製ならでは。国産かつ決められた天草をブレンドしたというオリジナリティにも和菓子屋さんとして培われてきた確かなノウハウが伝わります。
ふっくらと煮上げられた赤えんどう豆や、これもまた自家製という黒蜜に伸びの良い求肥など、随所にちりばめられた匠の技に大満足、を通り越して、もう一杯…と求めてしまいそう。
築地場外市場の頃から、体力勝負な市場関係者の癒しとして、お買物を楽しむ方の休憩所として重宝されてきた老舗の甘味処。豊洲市場観光のコースに加えてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<茂助だんご>
公式サイト(外部リンク)
東京都江東区豊洲6-6-1管理施設棟 3階
03-6633-08736時~15時(喫茶 6時~ラストオーダー 14時30分)
定休日 水曜・日曜・祝日(変動あり)