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エンジェルスの6連敗は今シーズン最長タイ。今月はまだ0勝。次も負けると前年の14連敗以来の長さ

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)Aug 6, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月6日、ロサンゼルス・エンジェルスは、2対3でシアトル・マリナーズに敗れた。両チームとも2得点以上のイニングはなく、エンジェルスは2度、リードされた直後に追いついた。1回裏に0対1→1対1、7回裏に1対2→2対2だ。ただ、10回表に1点を取られ、その裏は、オートマティック・ランナーを二塁から進めることができなかった。

 今月に入ってから、エンジェルスは、白星を挙げていない。6試合を行い、アトランタ・ブレーブスに2敗、マリナーズに4敗を喫している。

 6連敗は、今シーズン最長タイだ。7月3日~14日に並んだ。前回は、サンディエゴ・パドレスに3敗とロサンゼルス・ドジャースに2敗の後、オールスター・ブレイクを挟み、ヒューストン・アストロズに敗れた。ちなみに、6連敗と6連敗の間、7月15日~31日の15試合は、11勝4敗だった。

 エンジェルスが7連敗以上を記録したのは、昨年5月25日~6月8日の14連敗が最後だ。この時は、連敗が12に達した時点でジョー・マッドンが監督を解任され、以降はフィル・ネビンが指揮を執っている。

 ここから、エンジェルスは、ホームにサンフランシスコ・ジャイアンツを迎え、8月7日~9日に3試合を行う。

 なお、ア・リーグで今月まだ0勝のチームは、エンジェルスしかないが、ナ・リーグでは、ニューヨーク・メッツ、シンシナティ・レッズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの3チームが、いずれも、8月の6試合に全敗している。

 ポストシーズン進出となるワイルドカードの3番手まで、レッズはゲーム差なしの4番手、ダイヤモンドバックスは1.5ゲーム差の6番手、メッツは7.5ゲーム差の8番手に位置する。レッズは、地区首位との差も1.5ゲームしかない。リーグが違うものの、エンジェルスは、メッツとそう変わらない。こちらは、7ゲーム差の7番手だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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