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大谷翔平の「7試合連続長打」と「3試合連続ホームラン」は自己最長タイ。球団記録とMLB記録は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Jun 22, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月22日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、3回裏に、シーズン23本目のホームランを打った。

 6月16日以降、大谷は、7試合続けて長打を打っている。16日がホームラン2本、17日が二塁打2本、18日がホームラン1本、19日が二塁打1本、20日~22日の3試合はホームランが1本ずつ。安打、打点、得点も、7試合連続だ。

 7試合連続長打と3試合連続ホームランは、どちらも、自己最長に並んだ。前者は、2023年6月12日~18日に続く2度目。後者は、8度を数える。その前の7度は、2018年4月3日~6日、2018年9月4日~7日、2021年5月16日~18日、2021年6月18日~20日、2021年6月27日~29日、2023年7月15日~17日に、先月4日~6日だ。

 7試合連続長打は、ドジャースの球団記録まで2試合に近づいている。ジャック・フォーニアー(1925年)、ジョン・ローズボロ(1961年)、マックス・マンシー(2023年)の3人が、9試合続けて長打を打った。

 3試合連続ホームランも、ドジャースの球団記録までは2試合。こちらは、ロイ・キャンパネラ(1950年)、ショーン・グリーン(2001年)、マット・ケンプ(2010年)、現アリゾナ・ダイヤモンドバックスのジョク・ピーダーソン(2015年)、マンシー(2019年)の5人が、5試合続けてホームランを打っている。シーズンをまたぐストリークを含めると、ここに、エイドリアン・ゴンザレス(2014~15年)も加わる。今シーズン、ムーキー・ベッツは、開幕2試合目から4試合続けてホームランを打ったが、5試合連続とはならなかった。

 ドジャースは、6月23日の試合がなく、24日から26日まで、アウェーでシカゴ・ホワイトソックスと3試合を行う。

 ちなみに、ロサンゼルス・エンジェルスの球団記録は、ダリン・アースタッド(1998年)の9試合連続長打と、マイク・トラウト(2022年)の7試合連続ホームランだ。メジャーリーグでは、ポール・ウェイナー(1927年)とチッパー・ジョーンズ(2006年)の14試合連続長打と、デール・ロング(1956年)、ドン・マッティングリー(1987年)、ケン・グリフィーJr.(1993年)の3人による8試合連続ホームランが最も長い。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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