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【富田林市】粟ヶ池の龍神伝説が、日本最大級のミューラル作品で復活!レインボーホールの完成お披露目会

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

以前、レインボーホール(市民会館)に龍の顔を描いたミューラル作品が描かれているという記事を紹介しました。そして26日に無事完成し、お披露目会とワークショップが行われました。会場に行く前、画像のように近鉄長野線からはっきりと完成したミューラル作品を拝見することができました。

これは、描いている最中の様子です。私が行った時は龍の顔を描いている状況だったので、その後どうなるのか全く想像できませんでした。

それがトップ画像のようになったのです。電車の中から動画も撮りました。

車窓から見て想像以上に大きな作品と知った私ですが、その足でお披露目会会場に向かいました。

壁画のあるレインボーホールの入り口では、ワークショップの受付を行っていました。

レインボーホールの角を曲がると、電車の高架線に沿った西側方向一面に描かれていることがわかります。

下を見ると、ミューラルを描いたTWOONE(トゥーワン)さんのサインが入っていました。

当初は龍を全面に描くのかと思っていましたが、そうではなかったようです。

鳥や花、昆虫などが描かれています。TWOONEさんの話では、コガラ、ノスリ、ツバメ、カモ、メジロなどを描いたそうで、なんと!コウモリまでも描かれています。

そして中ほどを見ると、龍の鋭い爪が描かれています。その左横にいるのはアゲハチョウですね。

時間になり、ワークショップに参加するファミリーがそろいました。

TWOONEさんです。ミューラル作品を描いているときは、「暑くて日に焼けて大変だった」と言っていましたが、完成したことで達成感があるとのこと。2週間、中野にあるウィークリーマンションを借りて創作したそうです。

TWOONEさんに富田林の印象を聞くと、ちょうど秋祭りの時期と重なったことで地車などを見る機会があったそうで、とても面白かったとのこと。2週間滞在したことで、富田林のいろいろなものが見えてきたそうです。

最初に、WALL SHAREの川添代表の司会で吉村市長とTWOONEさんのトークタイムが行なわれました。ミューラル作品は横幅59メートル、縦幅が6メートルあります。

トークの内容を真剣な面持ちで子どもたちが聞いています。

吉村市長は、粟ヶ池と狭山池にある龍伝説、地域の方々の伝承が今回の作品のモチーフであると子どもたちに伝えました。

龍伝説については以前記事にしましたが、まさしくミューラルとしての龍伝説復活ですね。

TWOONEさんは、20年、世界15か国で30以上のミューラル作品を手掛けたとのこと。これまでも大きな作品を手掛けてきました。とはいえ、今回の作品は公共物として描いたものとして最大で、また日本最大級といえるのではないかと話していました。

行政が主体となって作品が完成したことで、「富田林は良い意味でファンキー」と。TWOONEさんも思わず白い歯を見せました。

川添代表は、全国の行政からのミューラル作成の相談を受けても交渉がうまくいかなかったり、継続しなかったりすることが多いとのこと。その点、富田林は継続して事業を行ってくれるのでとてもありがたかったといいます。

市長は、作品を見つめながら「『日本のアートは身近ではない』と言われているものの、富田林は町そのものでアートに触れる良い機会にしたい」といいます。そして市内では3つ目の巨大ミューラルが完成したのです。

そして「みんなでミューラル作品、そして『まち』を愛しましょう」と子どもたちに訴えました。

子どもたちの感想を何人かに聞いたのですが、「こんな大きな絵を見たことがない」「迫力がすごい」と驚きながらも大きなミューラル作品が見られてとてもうれしいと興奮気味に語りました。

トークタイムの後はいよいよワークショップです。

立派な1枚の板(キャンパス)がひとりひとりに配られました。担当者の話では、この日のワークショップで描かれた絵は、期間は未定ですがレインボーホール内で展示したのち、子供たちに返却するとのことでした。

「描く前に、描くモチーフを探しに行きましょう」と、TWOONEさんと川添代表に連れられて、ワークショップ参加者がついていきます。

私も後に続きました。

粟ヶ池にかかる橋を渡ります。意外にも初めて渡りました。

橋から粟ヶ池バイパス方面を眺めます。

橋を渡った先、緑あふれる粟ヶ池共園で、モチーフを探します。その場に落ちている草や木、場合によっては虫などを見つけてそれをモチーフに自由に描こうというのです。

みんながモチーフになりそうなものを探します。子どもだけでなく、保護者の皆さんも楽しそうです。

さっそく見つけた子がいました。

TWOONEさんと川添代表は「上手く描こうとせずに、自由に楽しく描きましょう」といいます。大切なことですね。こうしてモチーフを見つけた子どもたちが、ミューラル作品に見守られながら自由に絵を描きます。

世界的なアーティストに指導を受けながら絵を描けるのは、すごいことだなと思いました。出来上がりがとても楽しみですね。

11月2日・次の土曜日に開催際される富田林商工祭のタイミングもおすすめ
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子どもたちの完成作品については、レインボーホール内でしばらく展示されるので、レインボーホールに行って確認してみましょう。豪華景品が当たる抽選会もある、富田林商工祭(11月2日・10:00~14:30)(外部リンク)に立ち寄ったタイミングはいかがでしょう。

レインボーホール(富田林市市民会館)

住所:大阪府富田林市粟ヶ池町2969-5

アクセス:近鉄喜志駅から徒歩15分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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