手帳が続いている人はこれを実践している!予定記入の考え方はこれだけマスターすればOK!
手帳に関しての悩みでよく聞くのが「続かない」というもの。
年のはじめには意気込んでいろいろがんばって書くけれど、いつの間にか白くなってきて、気がつくと2月の半ばあたりには何も書かなくなっている。
そしてそのまま、使わなくなってしまう・・・。
なぜこんなことが起こるのか。
これは想像ですが、手帳が続かない人は、ひょっとしたら毎日その日の予定を書いているのではないでしょうか。
こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。
今回は、「手帳が続くたったひとつの考え方」と題して、予定管理ツールとしての手帳の基本的な使い方とその考え方を説明していこうと思います。
手帳の予定を毎日書いていませんか?
上でも少し触れましたが、続かなくなる理由として推定できるのは、「毎日その日の予定を書いていること」ではないかと思います。
これだと、その日にその日の予定を書かなくなった途端、書かなくなることが想像されます。さてではどうすればいいのか。
予定は決まった時点ですぐに記入する
予定は決まった時点ですぐに記入する。これです。これしかありません。
当日になってからその日の朝に記入するのでは遅いのです。遅すぎます。
そうではなく、決まったらその時点ですぐに記入します。
たとえば、1月2日に3月15日の予定が決まったら、その時点で3月15日の予定記入欄に時間と詳細を記入するのです。移動が必要ならばその前後の移動の所要時間と詳細も書きます。どの電車の何時何分発、何時何分着なのかもできるだけ書いておきます。
こうするメリットは、いくつもあります。まず予定をおぼえておかなくてすむ。
手帳を見ればそこに予定があるので、おぼえる必要はありません。
そしてその前後の時間を積極的に活用する姿勢になります。たとえばその予定が赤坂なら、赤坂近辺でできることをその予定の前後に入れられます。
こうやって1つの予定にまつわる行動を最大限に生かせるようになります。時間も交通費も1日分で、いくつもの予定がこなせれば、空いた時間で別のことができます。
予定記入は、可処分時間の残高照会
みなさんは、月に数回は、銀行にいってATMに通帳を入れて記帳をすると思います。
どこからいくら入ってきて、いつ引き出して残高がいくらになっているのか。
通帳に記帳することで、これが確認できる訳ですね。
あるいは、銀行のWebサイトで同様のことをしている人もいるでしょう。
そして、手帳に予定を記入するのは、時間に関してこれをやっていると思えばいいのです。予定が入る=残り時間の特定時間帯がその予定で埋められる ことです。
時間がお金と違うのは、減る一方である事です。ただし、予定の前後にどんなことをやるのかは主体的に決められます。
だから、まず予定が決まったらその時点でどんどん手帳に予定を記入していく。
そして残り時間の利用方法も考えて、予定を立てる。さらにそれを手帳に記入する。
この繰り返しです。
手帳をずっと使っている人はこれを習慣としているのです。
決して自分で予定をおぼえようとはせず、手帳を見て確認し、気がついたことがあれば追記する。
それが、手帳を使い続けるという結果につながっているのです。
手帳を使い続けることは手段であり、目的ではありません。
ともあれ、手帳を使うことでなされる、可処分時間の残高照会が、より有効な時間活用に不可欠であることは理解していただけると思います。
デジタルも基本的には同じです
この可処分時間の残高照会という考え方は、基本的には、Googleカレンダーや、スマートフォンのカレンダーアプリでも有効です。
というわけで、予定は決まったらすぐに記入しましょう。これを励行すれば手帳が続きます。そしてその結果として、時間が有効活用できるようになり、日々が充実していくはずです。手帳が続くのは結果でしかありません。
なお、手帳には予定管理ツール以外の利用目的もあります。それはまた回をあらためて解説できればと思います。
2022/12/21 追記
以下の記事もご参考まで。
スマホと手帳どこがどう違うの?それぞれの特徴からメリット・デメリットを考えた その0:大前提編