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史上最長の8試合連続ホームランまで1試合。次に対戦する先発投手からは4試合目にホームランを打っている

宇根夏樹ベースボール・ライター
デビッド・ヘス(ボルティモア・オリオールズ)Aug 22, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月19日から26日にかけ、ケンドリス・モラレス(トロント・ブルージェイズ)が7試合続けてホームランを打った。7試合連続は史上7人目。そのうち、デール・ロング(1956年)、現マイアミ・マーリンズ監督のドン・マッティングリー(1987年)、ケン・グリフィーJr.(1993年)の3人は、8試合続けて打った。

 なお、ストリークが6試合以上の選手は、7月に書いた「6試合続けてホームランを打ち、 最長記録まで2試合に迫る打者の前に、最大の壁が立ちはだかる!?」にリストを掲載した。

 27日の試合で、モラレスはデビッド・ヘス(ボルティモア・オリオールズ)と対戦する。ヘスは5月にメジャーデビューした新人だが、モラレスとはすでに2試合で顔を合わせている。6打数4安打、1本塁打。モラレスがストリークの4試合目に打ったホームランは、他ならぬヘスからだ。

 右投手のヘスに対し、スイッチ・ヒッターのモラレスは左打席に立つ。今シーズン、モラレスは21本のホームランのうち、18本を左打席から打っている。ストリーク中の8本(20日に1試合2本)は、最初の1本を除き、あとは7本とも左打席だ。8本とも、相手は先発投手だった。

 ただ、マウンドに上がるヘスも、モラレスのストリークについては、史上最長タイにリーチがかかっていることを含め、知っているはずだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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