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パリ・パラリンピック開幕 皇室とパラスポーツの繋がりとは? #専門家のまとめ

つげのり子放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)
天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻(写真:ロイター/アフロ)

日本選手たちのメダルラッシュで盛り上がったパリ・オリンピックは、私たちに多くの感動をもたらしてくれたが、その躍動のドラマはまだ終らない。8月28日(日本時間8月29日)からは、パリ・パラリンピックが始まる。

皇室は長年にわたって、障がい者スポーツを支援し、選手たちを激励してきた。上皇ご夫妻は皇太子同妃時代から、日本で障がい者スポーツが広まるように力を尽くされ、その思いは天皇ご一家や秋篠宮ご一家に引き継がれている。

まだ障がい者スポーツが知られていなかった時代から、皇室の方々が情熱を注いでこられた道のりと、パラリンピック選手たちとの交流を見ていきたい。

ココがポイント

▼1964年に開催された東京パラリンピック。皇室と障がい者スポーツの繋がりは、ここから始まった。

障がい者スポーツを照らす陛下 原点は皇太子時代のパラ (NIKKEIリスキリング)

▼上皇ご夫妻(当時、両陛下)のお心遣いは、パラ選手を技術面で支える人たちにも。競技用の車いすメーカーをご見学。

・両陛下、スポーツ用車椅子の設計や組立の苦心労う (テレ朝news)

▼天皇ご一家(当時、皇太子ご一家)は車椅子バスケットボールの試合をご観戦。愛子さまが選手らに質問も。

・皇太子ご一家、車椅子バスケご観戦(日テレNEWS NNN)

▼天皇陛下はパラリンピック女子マラソンの道下美里選手を伴走。パラスポーツを自ら経験し、より理解を深められる

・皇太子さま パラ女子マラソン選手の伴走者としてジョギング (毎日新聞)

エキスパートの補足・見解

皇室の方々は障がい者スポーツを後押しされ、普及と発展に大きく貢献してきた。試合を観戦し選手たちと直接交流を重ね、それらの機会を通じて心と心を通わせながら、応援してこられたのだ。

今回のパリ・パラリンピックに出場する日本代表選手の数は、海外の大会では過去最多だという。連日のようにメダル獲得のニュースに沸いたパリ・オリンピックと同じように、選手たちの活躍が期待される。

天皇皇后両陛下は、皇居宮殿の茶会で入賞した選手らと歓談できることを早くも楽しみにしておられるかもしれない。

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放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)

2001年の愛子内親王ご誕生以来、皇室番組に携わり、テレビ東京・BSテレ東で放送中の「皇室の窓」で構成を担当。皇室研究をライフワークとしている。西武文理大学非常勤講師。日本放送作家協会、日本脚本家連盟、日本メディア学会会員。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)、『素顔の美智子さま』『素顔の雅子さま』『佳子さまの素顔』(河出書房新社)、『女帝のいた時代』(自由国民社)、構成に『天皇陛下のプロポーズ』(小学館、著者・織田和雄)などがある。

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