「紀州のドン・ファン」事件 有罪・無罪のカギ握る弁護側の「ケースセオリー」
「紀州のドン・ファン」事件の裁判も予定の3分の1が経過した。素朴な市民感覚に基づいて裁かれる裁判員裁判で有罪・無罪のカギを握るのは、検察側が描く事件の構図に対抗する弁護側の「ケースセオリー」、すなわち具体的で説得力のある「弁護側ストーリー」だろう。例えば、なぜ元妻が事件前に「老人 完全犯罪」「覚醒剤 過剰摂取」「覚醒剤 死亡」「遺産相続 専門家」などとネット検索していたのかといった点だ。
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