【甲状腺の機能低下による症状7選!】-その症状は"甲状腺の異常"のサインかも?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は…
『甲状腺の機能低下による症状7選!』
紹介していきます。
甲状腺ってどんな臓器?
甲状腺は、ノドぼとけの下辺りにあり、
蝶(ちょう)のような形をした臓器です。
「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンは全身の代謝を活発化させる
いわゆる"体のアクセル"のようなホルモンです。
甲状腺の機能が低下すると?
甲状腺ホルモンの分泌が低下した状態を、
「甲状腺機能低下症」といい、その原因と
なる代表的な疾患は「慢性甲状腺炎」です。
では甲状腺の機能が低下して、甲状腺ホルモン
の分泌が低下するとどんな症状が現れるのか?
代表的なところを"7つ"みていきましょう。
①むくみ(浮腫)
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、
全身の代謝が悪くなるため、体内に余分
な水分がたまって、むくみが起こります。
②体重増加・コレステロール値上昇
むくみが起こることで体重が増加したり、
コレステロールの分解が遅くなり、
血中のコレステロール値が高くなります。
③寒がり・発汗の低下
甲状腺ホルモンは「熱産生作用」があります。
なので、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、
熱をうまくつくり出せず、寒がりになります。
また、汗もかきにくくなります(発汗の低下)
④脈拍が少なくなる(徐脈)
甲状腺ホルモンが"過剰に分泌"されると
「頻脈(ドキドキする)」になります。
↓
そして、その逆に"分泌が低下"すると、心臓
の働きがゆっくりになる「徐脈」となります。
⑤月経異常
甲状腺ホルモンは、卵巣の機能にも関わる
ため、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、
月経異常が起こることがあります。
⑥便秘
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、消化器系
の働きが悪くなり、便秘がなりやすくなります。
⑦やる気がでない(無気力)
甲状腺ホルモンは"脳の働きを活性化する"
ために大切なので、甲状腺ホルモンの分泌が
低下すると、無気力といった症状が現れます。
また、脳の働きが低下するため、
もの忘れが多くなることもあります。
補足:首の腫れ(甲状腺腫)
甲状腺機能低下症の代表的な原因である
慢性甲状腺炎(橋本病)では、甲状腺に
慢性的な炎症が起こり、首が腫れてきます。
初期は、甲状腺ホルモンの分泌が保たれるので、
全身症状が現れにくいです。そこで、首の腫れ
が慢性甲状腺炎の"唯一のサイン"ともいえます。
※進行すると甲状腺ホルモンの分泌が低下する。
甲状腺機能低下症の特徴
甲状腺ホルモンは、視床下部や下垂体といっ
た"脳"からの連絡を経て分泌が促進されます。
↓
なので、脳の異常によって甲状腺ホルモンの
分泌が低下することもあります。
いわゆる"甲状腺は悪くないのに"、
甲状腺ホルモンの分泌が低下することがある。
ということですね。
最後に
甲状腺の異常で起こることがある症状は、
"更年期障害"とも似ているところがあるので、
その鑑別のためにも、不安がある場合には、
早めに医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
● インスタグラムフォロワー1.5万人超
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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