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【葛飾区】ミソハギが水辺を紅紫色に染める!ボードデッキを歩けば湿原のお散歩気分、水元公園の「散策池」

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園の南東部にある「散策池」では、湿地や水中に生育する植物や生物が大切に守られています。
現在、こちらの岸辺ではミソハギが美しい花を咲かせています。紅紫色に彩られたボードウォークを歩くと、まるで湿原を散策している気分です!

水元公園の散策池
水元公園の散策池

散策池があるのは、小合溜の南の角から「水辺のいきもの館」へ向かう途中。二つに分かれた池が東西に長く伸びています。

ミソハギが咲いているのは、東側の池の水辺です。まず遊歩道の近くの岸辺に群生するミソハギが、すぐ目に入ります。密集して咲く紅紫色の花が、たいへん鮮やかです。

遊歩道のそばの岸辺に咲くミソハギ
遊歩道のそばの岸辺に咲くミソハギ

散策池の対岸、南東側の岸辺には、ボードウォーク(木道)が設置されています。こちらに沿って群生するミソハギの花も見事です。

池を見ながらボードウォークを歩くと、かたわらをミソハギの花々が彩る様子が、まるでふんわりしたピンク色の雲のよう。
一見、涼しげな湿原を散歩しているかのような気分を味わえますよ。

散策池のボードウォーク
散策池のボードウォーク

ボードウォークのかたわらを染めるミソハギの花々
ボードウォークのかたわらを染めるミソハギの花々

散策池には水辺の植物だけでなく、これをよりどころとする生物もたくさん集まってきます。この日はアオサギやカルガモが池に現れて、盛んにエサをついばんでいました。

紅紫色のミソハギが咲き誇る岸辺の先に、池で捕食をする野鳥たちが飛び回る様子は、夏らしくて絵になります。

ミソハギが咲く岸の向こうを歩くアオサギ。左にカルガモも見える
ミソハギが咲く岸の向こうを歩くアオサギ。左にカルガモも見える

湿原や小川のふちに群生するミソハギは、7月から9月頃にかけて美しい花を咲かせます。開花期が長いので、散策池の岸辺を美しく彩る様子を、まだまだ楽しむことができますよ。

茎の先端で穂になって咲くミソハギの、ひとつひとつの花の大きさは、1cm弱と小さいものです。しかし6枚の花弁をよく見ると、とても繊細で可愛い姿をしています。ぜひ近寄ってじっくり眺めてみてください。

よく見るとひとつひとつの花が可憐
よく見るとひとつひとつの花が可憐

岸辺を染めるミソハギの花や水辺の生き物を見に、水元公園の「散策池」に足を運んでみてくださいね。
日当たりの良い池なので、日焼けや熱中症の対策もお忘れなく!

名称: 都立水元公園「散策池」
所在地: 東京都葛飾区水元公園
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から京成バス(金63)で「水産試験場跡」下車 徒歩約3分(土・日・祝のみ運行)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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