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【葛飾区】絶滅危惧種の美しい紫の花、オニバスが見事に咲く!水元公園の「オニバス池」を期間限定で公開中

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園の「オニバス池」では、現在、絶滅危惧種のオニバスが開花中です。
巨大な葉の上に咲く紫の花は、はっと目を引く鮮やかさ。こちらが咲く「オニバス17号池・18号池」が、期間限定で開放されています!
(写真はすべて2023年7月24日撮影)

ハス池の遊歩道の奥にオニバス池の門がある
ハス池の遊歩道の奥にオニバス池の門がある

貴重な花、オニバスが咲く「オニバス17号池・18号池」は、水元公園の南東部にあります。
「水辺の生きもの館」の裏手に広がるハス池の奥に、オニバス池の門が立っています。

池の開放期間は2023年7月1日(土)~9月3日(日)。開放時間は9:00~14:30です。時間が限られていますので、ご注意くださいね。

オニバス池の入口
オニバス池の入口

門をくぐると、大きなオニバスの葉が浮かぶ池が、二つ並んでいる様子が見えてきます。
現在オニバスの花が数多く咲いているのは、奥に広がる池の方です。

二つの池が並ぶ敷地内
二つの池が並ぶ敷地内

巨大なオニバスの葉が浮かぶ、奥の池の水面
巨大なオニバスの葉が浮かぶ、奥の池の水面

直径1.5~2mにもなるオニバスの葉が、水面を覆う様子は圧巻。丸い葉の表面には無数のトゲが生えており、迫力があります。
このトゲがあることから、名称に「オニ」が付けられたそうですよ。

無骨なトゲを持つ葉の中から、紫色のオニバスの花が茎を伸ばして咲く様子は、なんとも可憐です。

無数のトゲがあるオニバスの葉と、茎を伸ばして咲く花
無数のトゲがあるオニバスの葉と、茎を伸ばして咲く花

葉の巨大さに比して、オニバスの花は小さめ。直径4cmほどです。
しかし鮮やかな紫色の花弁と、内側の白い花弁、黄色のおしべの取り合わせがパッと目を引きます。

こんな小さな可愛い花にも、萼や花筒に鋭いトゲトゲがあります。まさに「オニ」バスです。

萼や花筒に無数のトゲを持つオニバスの花
萼や花筒に無数のトゲを持つオニバスの花

オニバスは「絶滅危惧種Ⅱ類」に指定されている希少種です。この貴重な水生植物が自生する水元公園のオニバス池は、園内の宝といえるでしょう。

水元のオニバスは、東京都の天然記念物に指定されています。

並んで咲くオニバスの花にほっこり
並んで咲くオニバスの花にほっこり

公園協会の方によると、こちらを撮影した7月24日の時点で咲いていたオニバスは84個。
今後もどんどん咲き続け、8月初旬から中旬にかけて、見頃を迎えるとのことです。

この先もオニバスの花が次々に咲く池
この先もオニバスの花が次々に咲く池

入口のそばには、開花したオニバスの花が浮かぶ水槽も設置されていました。
こちらの花は、池よりも間近で観察することができます。スマホでもくっきりと花の内部を撮影できますよ。

スマホで撮影した入口近くの水槽のオニバス
スマホで撮影した入口近くの水槽のオニバス

とげとげの葉の上に咲く、珍しいオニバスの花を見に、水元公園のオニバス池へぜひ足を運んでみてくださいね。

名称: 都立水元公園 オニバスの一般開放
所在地: 東京都葛飾区水元公園 オニバス17号池・18号池
開放期間: 2023年7月1日(土)~9月3日(日)
開園時間: 9:00~14:30
料金: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から京成バス(金63)で「水産試験場跡」下車 徒歩約3分(土・日・祝のみ運行)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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