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【葛飾区】朱赤に染まるラクウショウや黄金色のイチョウが圧巻!この週末の紅葉見物は水元公園へ

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

都内最大の水郷公園として名高い水元公園では、猛暑の影響で遅れていた紅葉がようやく見頃を迎えています。天を衝くような高木のラクウショウは朱赤に色付き、背後の水景色とのコントラストが見事。明るい黄色のイチョウユリノキも鮮烈です!
(写真はすべて2024年11月22日撮影)

水元公園のシンボルの銅像と水元大橋
水元公園のシンボルの銅像と水元大橋

メインゲートの階段から「噴水広場」へ降りると、小合溜のほとりに水元公園のシンボルの銅像「花吹雪」(北村西望作)があります。像の後ろには大きなイチョウの木が立っており、黄色くなった葉が鮮やか。広場の南側の水辺にも色付いたイチョウの木々が並び、その一角は光のかたまりのようなまぶしさです。

小合溜沿いを彩るイチョウの木々
小合溜沿いを彩るイチョウの木々

小合溜の南北の岸を繋ぐ水元大橋は、11月27日まで補修工事中。しばしば通行止めとなっているため、その際は水元さくら堤沿いの園路へ迂回しましょう。

橋の南側のエリアへ渡ると、「花菖蒲園」が広がっています。初夏には大輪のハナショウブが咲き誇っていた一帯では、現在、高木針葉樹のラクウショウがあちこちで紅葉しています。高さ20メートルにもなる大木が、朱赤に染まる様子は圧巻。中央部にある睡蓮池の岸辺のラクウショウの一群は、緋色の木々が水鏡に映る様子がとりわけ見事です。

睡蓮池の岸辺を彩るラクウショウ
睡蓮池の岸辺を彩るラクウショウ

この池にはダイサギやコサギもしばしば飛来します。水面に映る鮮やかな紅葉と、真っ白なサギのコントラストはたいへん印象的。多彩な水鳥が棲む、水元公園の秋らしい光景です。

紅葉を映す睡蓮池とダイサギ
紅葉を映す睡蓮池とダイサギ

水元大橋の北側へ渡り、遊歩道を歩いていくと、右手に「ラクウショウの森」が現れます。巨大な朱赤の木々がずらりと並ぶ様子が迫力!背後に広がる小合溜の水景色に、ボリュームのある高木のシルエットが映えています。

ラクウショウの森
ラクウショウの森

歩道をさらに北へ進むと、ラクウショウの木々の向かい側にポプラ並木が見えてきます。すらりとしたフォルムで背が高いポプラは、上の葉から黄色に色付いてきています。
ポプラの後ろには、プラタナスによく似たユリノキが並んでおり、こちらは既に鮮やかな黄色。背の高い木々が競うように紅葉するこのエリアは、絵のような美しさです。この日も散策中の人々が、次々にスマホを取り出して写真を撮っていましたよ。

左にユリノキとポプラ、右にラクウショウが並ぶ遊歩道
左にユリノキとポプラ、右にラクウショウが並ぶ遊歩道
見事な黄金色のユリノキの葉
見事な黄金色のユリノキの葉

水元公園の紅葉といえば、「メタセコイアの森」も有名です。こちらの紅葉はまだ先ですが、円錐形の木々は少しずつ黄色に変化しています。メタセコイア特有のレンガ色になるのは、例年12月初旬頃。今から楽しみですね!

うっすら黄色に色付いたメタセコイアの森
うっすら黄色に色付いたメタセコイアの森

この週末は、ダイナミックな紅葉が見られる水元公園へ足を運ぶのはいかがでしょうか。暖色に染まる壮大な眺めに、目が釘付けになること請け合いです。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「水元大橋・噴水広場」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行/運行期間3月1日~11月30日)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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