豊かな水郷景観を誇る水元公園では、夏には多彩な水生植物の花々が見られます。
現在、園内の南東部に広がる「ハス池」では、大輪のハスの花が続々と咲き始めており、見事な眺めになっています！
（写真はすべて2023年7月2日撮影）

ハス池があるのは、園内の植物や生物を紹介する「水辺の生きもの館」の奥。旧水産試験場の跡地にあるハス池は、東西に長く伸びています。
池の両端から眺めると、ピンクの花がどこまでも続く様子が圧巻です。

丸い葉の上に茎を伸ばして咲く大輪のハスの花は、遠くから見てもたいへん目立ちます。
ハス池に沿って伸びる遊歩道はジョギングや散策で訪れる人も多く、通りかかった来園客は口々に「おーっ！」「すごいね」等、ハスの美しさを褒め称えていました。

ハス池にはコンクリートの橋が二箇所に架かっており、池の中央部で咲く花もしっかり眺められます。カメラやスマホで撮影する人々に人気のスポットです。

現在とりわけ多くの花が咲いているのは、ハス池の東側。「水辺の生きもの館」の反対側です。
こちらは岸辺の近くでも大輪の花が咲いており、ハスの中心にある花托も、真上から眺めることができます。

ハスの花は早朝に咲き始め、昼頃には閉じてつぼみの状態に戻ります。このサイクルを3日間繰り返し、4日目になると花びらを完全に開いて散ってしまいます。

開いたハスの花をたくさん見るには、午前中にハス池を訪れることをオススメします。

ハス池の水中にはたくさんの生き物が棲んでいます。
小さな魚やオタマジャクシが、ハスの葉のそばで群れながら泳ぐ様子を見るのも和みます。

広大な池を彩る大輪のハスの花を見に、水元公園のハス池を訪れてみてくださいね。
全体が日当たりの良い池なので、日傘や帽子の準備もお忘れなく！