ダルビッシュが10日DLから60日DLへ移った理由
8月10日、シカゴ・カブスはダルビッシュ有を、10日間のDL(故障者リスト)から60日間のDLへ移した。
これは、ダルビッシュの状態が悪化し、復帰が遅れることを意味してはいない。この日、カブスはホルヘ・デラロサと契約した。デラロサは6日前に、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから解雇された。
10日DLに入っている選手は、25人ロースター(アクティブ・ロースター)にはカウントされない。だが、その25人を含む40人ロースターにはカウントされる。一方、60日DLにいる選手は、どちらのロースターにもカウントされない。
デラロサを試合に出場させるには、まず40人ロースターに入れ、そこから25人ロースターに加える必要がある。カブスはダルビッシュを60日DLへ移し、40人ロースターの枠を空けた。それと同時に、25人ロースターにいたランディ・ロザリオをAAAへ降格させた。
60日DLにいる選手は、その名称のとおり、60日間は復帰できないが、ダルビッシュは5月23日付けで10日DLに入っていて、すでに60日以上が経っている。従って、いつでもロースターに戻ることができる。その際は、ダルビッシュと入れ替わりに、他の選手がロースターから外れる。
ダルビッシュは8月8日に、シミュレーション・ゲームで2イニングを投げた。デイリー・ヘラルドのブルース・マイルスによると、12日は打撃練習で投げるという。順調にいけば、マイナーリーグのリハビリ登板を経て、8月下旬か9月上旬に復帰すると思われる。