【手帳術の本棚】綴じ手帳ユーザーにも応用可能なアイデア満載!『ルーズリーフ手帳の作り方』を真似しよう
『ルーズリーフ手帳の作り方』(KADOKAWA)。昨年の秋に発売されています。
この本、ルーズリーフをメインにすえているだけあり、日付入りのリーフにとどまらない、柔軟な使いこなしのアイデアがたくさん掲載されているのです。そして手帳の記入欄の作り方やデコレーションの方法も多数出ています。それは、普通の綴じ手帳のユーザーにも参考にできるものがたくさんあります。
では、本書の内容を紹介していきましょう。
メインは、手帳アレンジアイデア
この本は以下の章から構成されています。すなわち、
- prologue ルーズリーフ手帳の魅力と選び方
- chapter1 ルーズリーフ手帳の作り方
- chapter2 アイテム別活用法&簡単アイデア
- chapter3 オリジナルページの作り方
- chapter4 デコレーション&配色アイデア
の5パートですね。
まずprologueでは、ルーズリーフのアイテムを手帳として使うメリットがいろいろ紹介されています。例えば、なんでも1冊にまとめられること、好きな罫線が選べること。
綴じ手帳だとどうしても最初から入っている罫線や記入ページは外せません。しかしルーズリーフならば、好きなページのみを入れられます。
真似するだけでかわいい手帳が完成
つづくchapter1 では、個性的なルーズリーフ手帳の作り方8例が紹介されています。 まずは「case1」のベーシック手帳。利用するリーフの型番が紹介され、次の見開きには実際の記入例があります。これなら迷うことはありませんね。
この例こそ、基本的な構成ですがあとの例はなかなか個性的です。
たとえば「case3」の「しっかり自己管理!バーチカルダイアリー」では、A5の5mm方眼のリーフを使い、バーチカル式の見開き1週間の予定記入欄を作成。また、同じフォーマットを横に使ってハビットトラッカーとして使っています。
これもそれぞれ記入例があります。これを真似すれば同じことができるわけです
そのほか、「家計管理もできる見開きマンスリー」「健康管理手帳」「1日1枚日記」「グルメ記録手帳」などの作例が豊富に出ています。
便利なアイテムも豊富に紹介
この本が親切だなあと思えるのは、chapter2でルーズリーフ回りの便利なアイテムが紹介されていることです。たとえば「ゲージパンチ」(カール)は、穴の開いていない書類にルーズリーフ規格の穴を開けてくれる便利なパンチ。そのほかポケットリーフやラミネートタブインデックスなどです。
さらにワイド版やルーズリーフミニなど、普通のサイズのものと組み合わせると活用が便利かつ楽しくなるアイテムも実例写真とともに紹介されています。
綴じ手帳のユーザーもぜひ真似して欲しい
そしてchapter3です。「ウィークリーToDo」「ウィッシュリスト」などの事例は、どれも普通の綴じ手帳の方眼ページで真似ができます。併用するのにお勧めの文房具も豊富に掲載されています。
私が面白いと思ったのは、Pの「ミニレシピ」です。これはルーズリーフミニを使い、料理の完成品の写真をはり、レシピを書くというアイデアです。ルーズリーフミニ用のバインダーにとじるとレシピ集の完成。とても楽しいですよね。
chapter4では、ページのかわいいデコレーションのアイデアも掲載されています。
これも、綴じ手帳で普通に真似できるものばかり。
というわけで、本書『ルーズリーフ手帳の作り方』は、ルーズリーフユーザーにも綴じ手帳ユーザーにも楽しくて便利なアイデアがいっぱいの本です。
ぜひ!
『ルーズリーフ手帳の作り方』(KADOKAWA) 1400円+税