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【これはたのしい!】ルーズリーフミニとキヤノンiNSPiCでコーディネイトをいろいろ試してみる

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 まだまだ寒い日が続いています。マフラーや帽子は手放せず、コートのローテーションも出勤日の課題です。

 そして、もうしばらくすると、衣替えの時期になります。

 そこで今回は、ルーズリーフで服を管理する方法を紹介したいと思います。
 手持ちの服を写真に撮ってルーズリーフに貼る。
 そして並べてコーディネイトできます。実際にやったらすごく楽しい!

 では解説していきましょう!

用意するもの

 用意するものは以下のアイテムです。すなわち
 ルーズリーフミニ:マルマン製。方眼の白がオススメ。
 ルーズリーフバインダー:A5またはB5 (あれば。なければルーズリーフミニ用バインダーでも可)
 カメラ付きプリンター:iNSPiC(キヤノン)または、チェキなどのプリントできるカメラ

キヤノンのZV-123。単体で撮影・プリントが可能。スマートフォンで撮った写真のプリントもできる。
キヤノンのZV-123。単体で撮影・プリントが可能。スマートフォンで撮った写真のプリントもできる。

服や靴の写真を撮ろう

 まず、管理したい服や靴を用意します。そして、白い壁などにかけて写真を撮ります。靴は床に置いた状態で、帽子やマフラーはハンガーをうまく利用して壁に掛けて撮ります。inspicで直接撮影してもいいですが、スマートフォンだと撮り直しがラクです。また、写真の取捨選択もできるのでスマートフォンで撮りましょう。

背景はできるだけ白いところがのぞましい。また、着たときのイメージに近い状態で撮る。この例の場合はボタンがとめてある。ボタンをとめずに着るのならその状態で撮るのがよい。
背景はできるだけ白いところがのぞましい。また、着たときのイメージに近い状態で撮る。この例の場合はボタンがとめてある。ボタンをとめずに着るのならその状態で撮るのがよい。

 準備ができたら、手持ちの服をどんどん撮っていきます。
 ジャケット、コート、シャツ、パンツ、セーター、靴、帽子etc
 ポイントは、同じサイズで撮ること。そして全体が収まるようにすること。さらにこの2つを両立させて撮ることです。同じサイズで撮るコツは、モノへの距離を常に同一に保つことです。また、必ず縦に構えて撮ります。これは、服のプロポーションが基本的に縦方向に長いからです。
 ちなみにiNSPiCでは、スマートフォンで撮影したカットをプリントすると、周囲がややトリミングされるようです。なので、周囲に余白ができるようにして撮りましょう。
 また、靴だけは色味がわかるサイズにちょっと大きめに撮りましょう。
 帽子は形と色がわかるカットであればいいでしょう。いずれもカメラを縦に構えてとります。
 一通り取り終わったら、スマートフォンとiNSPiCを接続します。専用のアプリをインストールし、スマートフォンと接続して服の写真を印刷します。

ルーズリーフミニに写真を貼ろう

 印刷できた写真は1枚ずつルーズリーフミニに貼っていきます。
 ZINKフォトペーパーのサイズは、76×50mm。専用紙は裏の紙を剥がすとシールとして貼れます。
 貼る位置は、用紙の穴を左側にして、穴から1cmぐらいにしましょう。方眼のリーフだと罫線に沿っての位置決めが簡単です。
 こうすると、右側にいろいろ記入できるようになります。

方眼罫を利用して、写真を位置決めして貼る。inspicの用紙サイズは、ルーズリーフミニに貼るのにちょうど良いサイズ。
方眼罫を利用して、写真を位置決めして貼る。inspicの用紙サイズは、ルーズリーフミニに貼るのにちょうど良いサイズ。

服の情報を記入しよう

 せっかくなので、服の情報を記入しましょう。
 たとえば以下の情報はどうでしょう。
 服の種別、ブランド、購入日、購入店舗、価格、補修・クリーニングに出した日
 などです。また、シミとか破れができたときは補修の記録などもしておくといいでしょう。
 こうすれば、服1点がルーズリーフミニ1枚で管理できます。

ルーズリーフミニでコーディネイトを楽しもう

 そして本題です。この方法だと、コーディネイトが楽しめます。
 iNSPiCのZINKフォトペーパーの発色は、カラープリンターのそれよりは劣ります。
 もともとスナップ用途のものなので仕方がないと言えば仕方がありません。
 それでも、このサイズで概要がわかるのは便利です。
 要するにジャケットとパンツをバインダーの上下に綴じてコーディネイトが試せます。リングにセットできなくても、バインダーから外した形で上に帽子を、下に靴を配置すれば全体のイメージがつかめます。

帽子とコート、そして靴を組み合わせたところ。本当ならここにパンツが入るが、なくても全体の雰囲気はわかる。またパンツの色味はどんな感じがいいのかを考えるのに役立てられる。
帽子とコート、そして靴を組み合わせたところ。本当ならここにパンツが入るが、なくても全体の雰囲気はわかる。またパンツの色味はどんな感じがいいのかを考えるのに役立てられる。

 これは楽しいですよ!

季節は変わるけれど

 いつか季節は変わります。コートやセーターはワードローブの奥にしまわれることになります。そのとき、しまった場所やメインテナンスについても書いておくといいでしょう。こうすることで、手持ちの服や靴、帽子は何倍も有効活用できるはずです。そこでルーズリーフミニのバインダーが生きます。

服も文具も使い倒そう

 文房具はなんだか最近愛(め)でるモノになっている気がします。
 それも楽しみ方の一つだとは思います。
 でももっと実用的で、生活が楽になる。ストレスがなくなる使い方もあると思います。今回紹介した方法もそのひとつです。

 とくにルーズリーフミニは、最近メーカーが力を入れていてちょっとした文具店には置いてあるはずです。最後のカメラ付きプリンターは、チェキなどでもいいと思います。
 ともあれ、これはやってみると楽しいですよ。

 「意外と服をもっていなかった」「似たようなアイテムばかりだから整理しよう」「これとこれを組み合わせると面白そう」。手持ちのアイテムを目の前に全部並べる。服の実物を並べるのは結構大変です。そしてルーズリーフミニのこの方法なら、机の上でかんたんに一覧できます。反省したり、また想像がふくらんだりします。
 少しでも服に関心があるのなら、ぜひやってみてください。

利用した製品

○ルーズリーフミニ
ルーズリーフミニ(マルマン) 方眼 L1432 価格¥253(税込)
クロッキーバインダーミニサイズ(マルマン) FM217 価格¥715(税込)
ルーズリーフミニ公式サイト:https://www.e-maruman.co.jp/lp/maruman-loose-leaf/mini/

○iNSPiC
iNSPiC(カメラ付きプリンター)ZV-123
iNSPiC キヤノン用ZINKフォトペーパー
公式サイト:https://cweb.canon.jp/inspic/special/zv-123/

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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