怖がりな人と怖がりじゃない人。あなたはどっち? 生まれつき性格に詳しい心理カウンセラーが考察します。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、「怖がりな人と怖がりじゃない人」です。
私は、生まれつき性格をずっと研究している心理カウンセラーです。
人の性格を語る切り口はいろいろあるのですが、今日は、人を、「怖がりな人」と「怖がりじゃない人」と「どちらでもない人」の3タイプに分けてお話したいと思います。
先天的性格=生まれつき性格=キャラで考察すると、
怖がりな人は、長男タイプと長女タイプと末っ子タイプです。怖がりじゃない人は、おじいさんタイプとお父さんタイプとお母さんタイプです。そして、どちらでもない人は、おばあさんタイプと二男タイプと二女タイプです。
怖がりなタイプは、怖がってばかりいます。いわゆるビビりです。いろんなことを心配し、怖がります。
怖がりじゃないタイプは、基本、怖がりじゃないです。「どこからでもかかってこい」というタイプです。
どちらでもない人は、その間、中間と言うことになります。
今言ったことは、生まれつき性格なので、
基本、一生変わることはなく、いい悪いはありません。
怖がりな人は、小さい頃から怖がりで、たとえば、お母さんが公園に連れ行っても、なかなかお友だちとは遊ぼうとしません。いつまで経ってもお母さんのそばを離れようとせず、お母さんの横でこちょこちょしているだけです。
いっぽう、怖がりじゃない子どもは、小さな頃から怖がりじゃなく、公園に連れて行くと、お母さんの手を離し、砂場の真ん中まで行って、率先してお友だちと遊んだりします。そう、怖がりな子、怖がりじゃない子、子どもの頃から、こんなに違うのです。
あなたは、子どもの頃、どのような子でしたか?
そして、あなたの子どもは、今、どのような子ですか?
で、よく「私は、子どもの頃からジェットコースターが怖くて嫌いだから、怖がりだ」「私は、『怖い怖い』と言うのが口癖だから怖がりに違いない」なんてことを仰る人がいるのですが、その言葉は、甚だ疑わしいです。
というのは、本当に怖がりな人は、自分で車を運転していても怖がっているわけですから、特別にジェットコースターだけが怖いとは思いませんし、怖い場面に出くわすと、身体が固まって、「怖い」とつぶやくことも出来なくなるので、「怖い」とは言いません。ですから、ジェットコースターが怖いから、よく「怖い」という言葉をつぶやくから…といって、その人が怖がりとは限りません。
ちょっとここで覚えておいて欲しいのですが、人は通常、怖い場面に出くわすと、その場から逃げようとするものなのですが、本当に怖い場面、メチャメチャ怖い場面に出くわすと、身体が動かなくなってしまい固まってしまうものなのです。よく腰を抜かしたなんて表現をすることがあるのですが、怖がりな人は、まさにそういった感じです。
上記を専門用語で、凍りつき反応と言います。
たとえば、女性は、恐怖の極みである性暴力被害を受けた時、体を動かさなくなったり、声を出さなくなったり、気を失ったりして、抵抗もせず逃げようともしなくなることが多いのですが、それは、人間が生き残るために持つ、神経系の自然な凍りつき反応を起こしていると言えるでしょう。
で、本当に怖がりな人は、よく凍りつき反応を起こしたりします。「怖い」とも言わず、逃げようともせず、無反応・無表情になるということです。
私は、テレビでドッキリ番組を見たりすることがあるのですが、ドッキリによくかけられている人は、ほとんど怖がりじゃない人ばかりです。怖がりじゃない人は、ドッキリにかけられた時の反応が面白いですからね。だからよくドッキリにかけられるのだと思います。
逆に、本当に怖がりな人は、ドッキリにかけられることが少ないです。本当に怖がりな人は、ドッキリにかけられた時、身を凍らせて、ほとんどリアクションしないですからね。絵にならない、番組として面白くない、だからドッキリにかけられないというわけです。
しかも、本当に怖がりな人は、ドッキリにかけられたあと、放心状態になり、しばらく仕事も手につかなくなる状態が続くので、それではタレントを預かる事務所としても困ってしまうというわけです。
ちなみに私は、大変に怖がりな男なのですが、そんな私は、サプライズも苦手です。世の中の大半の人は、「サプライズで誕生日プレゼントをあげたら、さぞ相手は喜ぶだろう」と思っているかと思うのですが、そうとは限らないです。たとえば私の場合は、サプライズを仕掛けられると、ビックリという驚きが勝ってしまい、嬉しいという喜びのリアクションさえ取ることができなくなってしまいます。
では、「怖がりな人は、欠点ばかりなのか?」というと、そうとは言えません。
たとえば格闘家の中にも怖がりな人というのはいて、そういう人は、自分が怖いものだから、相手のことを十分過ぎるほど研究し、負けないよう綿密に準備し、試合になったら、結構、勇敢に闘ったりして、上手に試合運びをしたりすることが多いです。
というように、世の中には、私のように怖がりな人がいて、怖がりじゃない人がいて、どちらとも言えない人もいて、それぞれ、どの人がいいとか悪いとかは、一概には言えないということです。
この記事をご覧のあなたは、如何ですか?
怖がりですか? 怖がりじゃないですか? それともどちらでもないですか?
というわけで、今日は以上です。
ご自分の、そして他人の、生まれつき性格を知りたい方は、どうぞお近くの、キャラ診断アドバイザーをお訪ねください。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。