学校で人の悪口を言う子どもの5つの特徴
ある日、休み時間の様子を見ていたら、隅っこでヒソヒソ話をしている子たちがいました。近づいて耳を傾けると、なんとクラスメイトの悪口。みなさんも似たような経験、ありませんか?
子どもたちが人の悪口を言う。よく目にする光景ですが、なぜそんなことをするんでしょうね。20年近く現場で子どもたちと向き合ってきた私の経験から、人の悪口を言う子どもの特徴を5つにまとめてみました。これを読んで、ちょっとでも「なるほど」と思っていただけたら嬉しいです。
人の悪口を言う子どもの5つの特徴
1. 自信が持てない
自分に自信がないから、人を下げることで少しでも優越感を感じたいんです。体育の時間、できない子を指さして「ほら見てよ、あいつダメダメ」なんて言う子、いますよね。
2. 注目されたがり屋さん
みんなの関心を集めたくて、刺激的な話題として悪口を使ってしまうんです。「先生!Sくんったらね...」って、休み時間に私に駆け寄ってくる子がいます。
3. 人の気持ちが分からない
相手の立場に立って考えるのが苦手で、言葉の重みを理解していないんです。「Tさん、また0点だってさ。頭悪すぎ!」なんて平気で言ってしまうのです。もっと人の気持ちを知ってほしいです。
4. 仲間意識を強めたい
「私たちvs.あの子」みたいな感じで、自分達の結束を強めようとするんです。「6年1組の子たちってさぁ...」なんて、クラスの壁を作ってしまうのも、仲間意識を強めたい気持ちの表れです。
5. イライラ解消
自分のモヤモヤした気持ちを、人を批判することで晴らそうとしているんです。宿題が終わらなくてイライラしているときに「先生の字、汚いよね」なんて言い出します。
まとめ
さて、ざっと5つの特徴を見てきましたが、どうでしたか?「あぁ、うちの子もそうかも」なんて思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもね、完璧を求めすぎる必要はないんです。私たち大人だって、時々悪口を言っちゃうことがありますよね。大切なのは、気づいたときに「ごめんなさい」って素直に言える心を育てること。そして、みんなで少しずつ、優しい言葉で溢れる教室を作っていくこと。それが私の夢です。
最後に、1つアドバイス。子どもたちが悪口を言っているのを聞いたら、すぐに叱らないでください。まずは「どうしてそう思ったの?」って優しく聞いてあげてください。きっと、意外な発見があると思いますよ。
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