5年住んで実感!“思っていたよりも安くなかった“田舎暮らしのリアルなお金事情
リモートや在宅ワークの職が増え、ますます注目されているのが「田舎移住」!かくいう筆者も5年前に東京から九州の田舎に家族3人で移住。移住後すぐに下の子が誕生し、今は家族4人とアヒル1羽で楽しく暮らしています。
そんな田舎暮らしですが、もちろん、いいことばかりではありません。ということで今回は、田舎暮らしのデメリットをお金の面から紹介していきます。
1:インフラ料金
田舎移住して一番驚いたお金事情といえば、「水道代」!東京時代と比較して、月額約五千円、年間にして六万円以上高くなったんです。水道料金は住んでいる地域によって大きく異なってきますが、基本的には人口の多い都市部ほど安くなる傾向にあります。
水道を引くための工事費用が水道代に加算されるため、人口が少なく土地の広い田舎では、どうしても水道代が高くなってしまいます。それもあって、田舎では水道代のかからない井戸水の普及率が高め。移住前に現地の水道代をリサーチし、井戸水も検討しておくといいですね。
また、都市ガスのない田舎では、ガス代が高額なケースも。特に、プロパンガス会社の選択肢が一社しかない地域は、移住後に高額なガス代に悩まされてもガス会社が変更できないため、要注意です!
2:車関連の費用
田舎レベルにもよりますが、筆者の住む地域では、何をするにもひとり一台のマイカー必須です。移住後、すぐに車をもう一台追加で購入しましたが、車は何といっても「維持費」がバカになりません。
「車検代」、「自動車税」、「保険代」など、数十万単位でどんどんお金が飛んでいきます。加えて、近年では「ガソリン代」も信じられないほどの値上がり続き。
仕事や買い物、子どもの送迎に欠かせないマイカーの維持費は、公共交通機関での移動がメインの都会暮らしではピンとこないお金事情ではないでしょうか。
3:自治会費用
都会はもちろん、地方の新興住宅地でも月数百円という金額が一般的な「自治会費」ですが、田舎では月数千円、年間数万円というところも。実際、筆者の住む地域の自治会費も移住者としては驚くような金額です。
加えて、出事(でごと)が多いのも田舎の特徴。清掃や暑い日の草刈り、お祭りの運営など、地域によっては住民の参加が必須となっているところもあるようです。
大切なのは事前のリサーチ
田舎にまつわるお金事情は、一度住んでしまうと自分では変えられないことが多数!移住後に後悔しないよう、移住先のお金事情はしっかりとリサーチしておきましょう。