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挑戦者決定戦に進むのは佐藤天彦九段(34)か? 広瀬章人八段(35)か? 8月5日、竜王戦本戦準決勝

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 8月5日。東京・将棋会館において第35期竜王戦決勝トーナメント、佐藤天彦九段(1組2位、34歳)-広瀬章人八段(2組優勝、35歳)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 本局は竜王戦本戦準決勝の2局目です。1局目は山崎隆之八段(1組4位)が永瀬拓矢王座(1組優勝)に勝ち、挑決進出を決めています。

 今期本戦において、佐藤九段は高見泰地七段(3組優勝)、広瀬八段は丸山忠久九段(1組3位)に勝っています。

 両者の過去の対戦成績は広瀬8勝、佐藤9勝で拮抗しています。

 現在の両者は基本的に居飛車党。前例からは相掛かりや矢倉などが予想されます。また佐藤九段が後手の場合には横歩取りもあるのかもしれません、

 佐藤九段、広瀬八段、そして山崎八段。誰が藤井聡太竜王(20歳)に挑戦しても、タイトル戦番勝負では初めての組み合わせとなります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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