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【大阪・梅田】焼きサバが飲み物になった! 新感覚の魚介ラーメンが太融寺に登場

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

3月30日、梅田の太融寺にオープンしたばかりの魚介ラーメン店

 ときどきラーメン情報をいただいている知り合いから「概念を破る、スゴイ魚介系ラーメン店ができた!」ときいたので、南森町での打ち合わせの前に太融寺へ。

 目指したのはホワイティ梅田の泉の広場を上がって、扇町通りを1分ほど東へ歩いたところ。レンガ造りの外観に木目を生かした看板の「宝雲道」。3月30日にオープンしたばかりのラーメン店です。

 店内に入ると、食券の販売機や床も木目を生かしていました。

 キッチンを囲むように、カウンターが配され、各席にコンセントが着いています。

炭火焼きした素材を丸ごとミキサーで粉砕して入れたスープが特徴

 こちらがメニューなのですが、炭火焼濃厚中華そばと書かれてはいますが、「鯖」850円 「喉黒(のどぐろ)」1,200円「海老と赤勲(えびとあかうお)」950円「烏賊(いか)」950円「鰯(いわし)」850円「鯵(あじ)」850円 と魚介の名前がズラリ。ほかに「五菊菜(とうもろこし)」850円や 「茸(マッシュルーム)」950円も。

 こちらのお店ですが、「倫道」「海富道」「奥倫道」と「道」が付く店舗を3店舗展開していることから、「道系ラーメン」として話題になっているとか。大きな特徴がスープで、アゴだしをベースにしたスープに、炭火焼きした素材を丸ごとミキサーで粉砕して入れているそうです。

 食券を購入したのは、炭火焼濃厚中華そば定食「鯖」1,000円にトリュフ煮卵100円。焼き魚をスープにしたということなので、定食にしてみました。

 ラーメンはトッピングがすべて別皿にのせられて提供されます。「どこからでもかかってこい!」的なストイックなルックスです。

 チャーシューは、炙りの豚バラ。見た目よりはやわらかく、噛むとじゅわっと脂のジューシーさを感じます。

 炙りのねぎも別皿。少し甘味が出ておいしい。

 味付け海苔が自分のタイミングで入れられるのもいい。

 きざみの生玉ねぎは、食感もよくアクセントとして効いていました。

 トッピングをのせてみるとこんな感じ。センスが問われますね。

 +100円で追加した煮卵は、オイルを注射したのかなと想像するのですが、想像を上回るトリュフ感。かなりおもしろいです。

まるで、サバの塩焼きを飲んでいるような不思議な感覚!

 さて、スープの味ですが、ファーストインパクトからガツンとサバ。サバだしとかではなく、サバの塩焼きを飲んでいるような印象です。想像していたより塩味が抑えられているので、グイグイ飲んでしまします。

 中細麺は加水率の低い和そばに近いタイプ。そのため時間が経つとスープ麺に浸透していきます。そのため、麺自体が焼きサバ味になっています。いろいろな魚介系ラーメンを食べてきましたが、はじめて出合う感覚でした。

 ごはんには炙りねぎとトリュフ煮卵をのせて、スープをちょいがけ。

 ごはんには、海苔の佃煮とキュウリのお漬物がセットに。どちらもかなりおいしかった。

 魚好きであれば、ぜひ食べて欲しいというか、スープを飲んでニヤニヤして欲しい。焼き魚ラーメンです。

炭火焼濃厚中華そば 宝雲道
住所/大阪府大阪市北区太融寺町5-15
電話/06-6355-4425
営業時間/11:00~17:00
定休日/無休

お店の公式HP

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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