素敵なカフェを見つけました。作品のある空間でお茶をするという体験ができる「toiro」は、月ごとに展示する作家さんや、スイーツの内容なども入れ替わっていくギャラリーカフェ。

「例えば好きな作家さんの作品を買えるとしても一つや二つだったりするけど、これだけ沢山の作品に囲まれてお茶できるのは今この場だけ。期間限定で一緒に場を作っているという感じです」と店主さん。

私が伺ったこの時は「つよしゆうこ」さんの個展が開かれていました。神戸での個展は久しぶりというつよしさん。期間は今月の27日までなので、まだ間に合いますよ。

最近出版された絵本では、料理家の高山なおみさんと共作で出したという「ピカルとヒカラ」と、手作り感が可愛い最新作の「AFRICAN」があります。

今回展示しているつよしさんの個展は「キミにぴったりなみどりいろを探しにいこう」というテーマの連作を展示していて、つよしさんの在廊時にはそんな物語を直接聞けたりも。

個展ごとに変わるというスイーツも人気で、毎回変わっていくスイーツを楽しみに通う人もいるのだそうです。ちなみにこの展示会の前半では「flaff.」さんが担当。

後半は「BAKEAT」さんのヴィーガンケーキです。ビーツのケーキは、ピューレと角切りのビーツを生地に練り込まれていて、ビーツ感がたっぷりのケーキ。ラズベリーレモンのアイシングが上にかかっています。

しっとりとしていて甘過ぎず、大人のスイーツといった感じ。添えられたピスタチオの香ばしい風味や洋梨のシャーベットの上品な甘酸っぱさがマッチ、色合いも可愛いです。

そこに合わせたドリンクはコーディアルソーダのラズベリー＆レモン。微炭酸に優しい甘味が加わって、さっぱりと飲めました。混ぜるとこんな薄ピンク色に。

スイーツは毎回変わるので、次回の個展ではまた新たな「お菓子の人」が登場。「山の麓菓子店」さんが担当するそうですよ。一期一会の楽しみを味わえる良さが魅力的ですね。

次回の個展は、小谷淑子さんによる「かたちあそび」で、11月5日から24日までの開催。インスタレーションやオブジェ、アクセサリー等に出会えるのだとか。ぜひ、素敵な世界観に包まれた空間の中でお茶してみては。

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