オキシクリーンVS.ウタマロ石けん!夏に活躍したクロックスを新品同様に洗えるのはどっち?
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
軽くて履き心地抜群のクロックス。夏はクロックスを愛用している方も多いですよね。
本日は、オキシクリーンとウタマロ石けんを使ってクロックスを洗います。
真っ黒になるまで履き潰したクロックスを新品同様に洗い上げるのはどちらでしょうか?
実際に洗って比べます。
あと、これ以上ないくらい簡単なツヤだし方法も紹介します。
クロックスを洗う際の注意点
クロックスは2002年にウォータースポーツやアウトドア用の靴としてアメリカで発売されました。水の中でも滑らずに履け、陸で履いても疲れにくいという機能的で履き心地の良いサンダルです。
クロックスの素材はエチレン酢酸ビニル(プラスチック)をもとにクロックスが独自開発した発砲樹脂「クロスライト」を使用しています。
人の体温に反応して足に馴染み、疲れを軽減するという効果もあります。最近は手術など長時間の立ち仕事に耐えられるようにと医療用のクロックスメディカルシューズも発売されています。医療の現場でもよく目にしますよね!
「クロスライト」の特徴は、とにかく軽くて履きやすいこと!
クロックスの表面をキズつけないように注意する
クロスライトは分子と分子の間に隙間を作りにくい性質のため、雑菌が侵入しにくく、ニオイもつきにくいんです。高温多湿の日本で爆発的に流行った理由もわかりますよね。
ただ、柔らかくてキズつきやすいため、キズから雑菌が入り込みニオイの原因になることがあります。
クロックスを洗うときは表面に傷を作らないようにすることが大切です。
硬いタワシでゴシゴシ擦るのは厳禁。
熱すぎるお湯は使わない
酸素系漂白剤の「オキシクリーン」と「ウタマロせっけん+メラミンスポンジ」を使ってどちらがキレイに洗えるか確かめます。
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用するには水温40ほどのお湯が必要です。
クロックスはお湯を使うと変形する恐れがあるということで公式には水を推奨しているのですが、エチレン酢酸ビニルの連続耐熱温度は80〜90度くらいありますので、40度くらいのお湯だったら大丈夫かなってことで独断で実行しました。
お湯を使う際は温度を上げ過ぎないようにご注意ください。
では実際に洗ってみます
2年洗ってないクロックスを実際に洗いました
白色ということもあり、汚れに汚れたクロックスを洗っていきます。
以下、汚い画像が続きます。観覧注意です。
妹が2年履いて洗っていないという真っ黒なクロックスを譲り受けてきました。
裏も表も全体に真っ黒です。
では、このクロックスを使って「オキシクリーン」と「ウタマロ石けん+メラミンスポンジ」を洗い比べてみます。
オキシクリーン(酸素系漂白剤)でオキシ漬け
オキシクリーン(酸素系漂白剤)の主な成分は過炭酸ナトリウム。
40度以上のお湯に溶かすとたくさんの酸素が発生し、その酸素の泡で汚れを落とします。
塩素系ほどの漂白力はなく、色柄物にも安心して使えるのが特徴です。
【洗い方】
1、40度のお湯に指定量のオキシクリーンをよく溶かし、クロックスを浸けます。
2、クロックスは軽くて、そのままだと浮いてしまうので、液剤が全体に馴染むように布をかけました。
3、時折上下を反転させて3時間ほど浸けおきしたあと、水でをよく洗って陰干。
汚れたクロックスにほとんど触れなくてよく、つけ置くだけでお手軽。
ウタマロせっけん+メラミンスポンジ
ウタマロ石けんは不純物が少なく中和法という製法でつくられた純度の高い石鹸です。成分の98%が「脂肪酸ナトリウム」で、原料は脂肪酸と呼ばれる天然の油なので、油汚れと相性がいい石けんです。
ドラッグストアで1個100円ほどで販売されていて手に入りやすいのも高ポイント。
このウタマロ石けんをクロックスに擦り付けただけでは汚れが落ちないので、今回は一緒にメラミンスポンジを使います。
メラミンスポンジは「激落ちくん」などの商品名で販売されており、掃除などに使ったことがある方は多いのではないでしょうか?
メラミンスボンジは汚れを溶かす洗剤とは違って汚れを削り取る研磨スポンジです。
ドラッグストアや100円ショップでも購入可能。。
クロックスの材料であるプラスチックよりも若干硬度が高いので、強く擦りすけると傷がつく恐れがあります。
通常は水だけで汚れが落とせるスポンンジなのですが、今回は洗浄力以外にも滑りをよくするという意味でウタマロ石けんを使います。
【洗い方】
1、クロックスを水で軽く洗い、ウタマロせっけんをこすりつけます。
2、全体に石けんを馴染ませたら、力を入れすぎないに気をつけつつメラミンスポンジで軽くこすり洗い。
3、水でよく洗ったら陰干しします。
洗浄力ではウタマロ石けん+メラミンスポンジ
こちらがそれぞれの方法で洗ったクロックスです。
どちらもずいぶん白くなっていますが・・よく見るとオキシクリーンのほうが汚れが少し残りってしまいました。
裏をみると一目瞭然です。全体に「ウタマロ石けん+メラミンスポンジ」のほうが汚れはよく落ちています。
ウタマロせっけんのほうが汚れ落ちがよくてコスパも高いです。汚れを徹底的に落としたい場合は「ウタマロせっけん+メラミンスポンジ」で洗うほうがキレイに洗えました。
仕上げはフローリング用のツヤだしシート
最後の仕上げにはフローリング用のツヤだしシートを使います
フローリング用のツヤだしシートで表面をふきあげて乾かします。
ツヤだしシートで表面をコーティングすることで汚れにくくなりますし自然なツヤがでて美しく仕上がります。
クロックスの洗い方 まとめ
・洗浄力はウタマロ石けん+メラミンスポンジ
・手間がかからないのはオキシクリーン
【Before】
【After】
ウタマロ石けん+メラミンスポンジで仕上げました。
真っ黒だったクロックスに輝くような白さが蘇りました。足元が白いと清潔感が出ますよね。
メラミンスポンジとウタマロ石けんのほうが汚れ落ちは良かったですが、一つ一つ丁寧に洗わないといけないと、研磨効果のあるメラミンスポンジでこすると小さな傷がつく可能性もあります。
汚れたクロックスを触りたくない場合や、汚れがそれほどひどくない場合はオキシクリーンでつけ置きもおすすめです。
汚れたクロックスがあったら、ぜひ試してみてくださいね。