WBCライト級王座決定戦が流れた世界2位
昨日、空位となっているWBCライト級王座の決定戦について述べたが、10日ほど前までは1位のシャクール・スティーブンソンと2位、フランク・マーティンの間で行われると囁かれていた。
7月15日の挑戦者決定戦に勝利したフランク・マーティンは、前WBA/WBC/IBFウエルターチャンピオンのエロール・スペンス・ジュニアと共にデリック・ジェームズの指導を受け、合同キャンプを張って調整した。そのうえで、マーティンは挑戦者決定戦をモノにしたのだ。
マーティンは世界タイトルマッチは未経験だが、ジャクソン・マリネスやミシェル・リベラなど勢いのある選手たちに圧倒的な勝利を収め、近年、ライト級の実力者として名を上げている。
マーティンの直近の試合は、アルテム・ハルティウニアンとの全勝対決で、苦しみながらも3-0の判定勝ちを収めた。ハルティウニアンは驚くほどトリッキーだったが、マーティンは後半のラウンドでペースアップして、WBC王座挑戦権を得た。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c31c0d50c7ecd15a518c82b208a06a0df16bbb3c
18戦全勝12KOのサウスポー、マーティンは、ミシガン州デトロイト出身の28歳。マニー・パッキャオのラストマッチ前座に出場したこともあるが、大舞台に上がるまでに時間を要した。スティーブンソンより、間違いなく飢えたファイターと言えた筈だ。
肩透かしを食らってしまったマーティン。モチベーションを落とさず、次のチャンスを待ってほしい……。