【泉佐野市】ぶっかけ冷やし夏野菜そばが絶品!滋味深い特製ダシと手打ちそばで夏の疲れを癒しませんか?
*2023年8月1日をもって閉店
突然ですが、お蕎麦の効能ってご存じですか?
「縁起のいい食べ物」として、日本文化と根強い結びつきのあるお蕎麦。
細く長く生きられるようにと願って食べる「年越しそば」は、ほとんどのご家庭の食の“風物詩”となっているのではないでしょうか。
そんな、お蕎麦はうれしい効能がたくさんあります。知っている人も、知らない人も、ジメジメと暑い夏、うれしい効能に期待してお蕎麦を食べませんか?
お蕎麦の効能♪
蕎麦には、ルチン(ビタミンP)が含まれており、穀類では、そばだけが持っている栄養です。老化でやせた毛細血管に弾力を与え、強くする働き、そして血液をサラサラにして血圧を下げる効果もあります。飲酒によって肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ効果もあります。ビタミンCの吸収をよくすることから美肌にも効果大です。
なんだか、うれしいことがいっぱい書いてあります。
「まるや食堂」は、ゲストハウス「〇家」に併設されているお蕎麦屋さん。以前に取材させていただいた、フルーツのような水なす漬けを販売されている「マコト商店」の袋谷さんに、本格的な手打ち蕎麦が食べられるお店があると聞き、先週の日曜日に主人と伺いましたのでご紹介します。
「まるや食堂」の日曜日は、混む日もあれば、そうでない日もあるのだとか。今日は暑さのせいか、冷たい手打ち蕎麦を求めて多くの方が来られているようです。
「まるや食堂」の手書き風の文字の暖簾が、かわいらしいですね。本格的な手打ち蕎麦のお店って、すこし構えて入店してしまいそうですが、ほっこりとした暖簾に心なごみます。
イートインスペースは、カウンター席の他、テーブル席が3つ、別棟(ゲストハウス〇家)のお座敷にテーブルが2つあります。
大人数で訪れる際は、お座敷が良さそうです。
席につくと、テーブルにスケッチブックが置かれていました。
店主の吉田さんのお姉さんが作ったという「メニュー」。これが、とっても素敵なんです。
素敵な写真と手書き文字のメニューは、ずっと眺めていたいほど。
商品の横に添えられたコメントは、注文する際の参考にもなりそうです。
デザートやお飲みものは、こちらから。
季節のメニューは、別の紙に書かれていました。
イラストやコメントがとっても粋♪
わたしは、「冷やし夏野菜蕎麦」(1200円)を。主人はシンプルに「ざるそば」(900円)と「とり天」(450円)を注文することにしました。
お料理が運ばれてきました。
冷たいお蕎麦は、見た目にも涼しげです。
ナス、オクラ、トマト、ミョウガ、レモン、夏野菜のオンパレードです。
大胆にそばつゆをぶっかけていただきます。
きりっとしまった麺はやや細めで歯ざわりがよく、ほんのり甘いかつお香るそばつゆに絡んだ麺と、夏野菜の楽しい食感が食欲を加速させます。ミョウガとレモンの香りが爽やかで、食欲のない暑い日でもさっぱりといただけます。
なめらかだけど、ねばつくことがない麺は、のどごしも最高。
主人は、“ざるそばのおいしいお召し上がり方”を参考に食べていました。
まずは、なにもつけずにそのままで。
そして、塩をつけて。
終始、おいしい、おいしいと「まるや食堂」のお蕎麦がいたくお気に入りの様子でした。
そばつゆを飲み干してしまった主人に、「よかったら蕎麦湯はいかがですか?」と吉田さん。そばつゆを追加していただき、蕎麦湯をいただくことに。
栄養たっぷりのトロトロの蕎麦湯。冷たいお蕎麦をいただいたあとの、温かい蕎麦湯が体に染み渡ります。「こんなに濃厚な蕎麦湯ははじめてです!」と吉田さんにお伝えすると、「今日は、たくさんお蕎麦を茹でたので、特別濃厚です 笑」とはにかみ笑顔。
どんな蕎麦湯にありつけるかは、その日の運もあるようです。
メニューには、「まるや食堂」の食材についても丁寧に書かれています。
島根県邑南町で育てられた希少な在来種の蕎麦を使用。そばつゆは、3種のかつお節と昆布を使って出汁をひき、2~3週間熟成させたまろやかな自家製の返し醤油を使用するなど、随所にこだわりがみられます。
「うちはすべて手作りです。糠漬けもつけています! 笑」と吉田さん。
金曜日と土曜日の夜は、“きまぐれおばんざいメニュー”も登場するとのことですので、そちらもたのしみですね。
お蕎麦は、繊細で大変だと聞いたことがあります。具体的な作業工程と苦労されていることを吉田さんに尋ねてみました。
「前日にそばつゆの出汁をとり、朝7時にはそばを打ちだします。粉の状態をみて、力任せに打たないということがポイントです。やさしく転がす感じで。力を入れすぎるとべたついてしまい、歯切れが悪くなってしまうんです。また冬場は乾燥して麺が切れやすくなるなど、温度や湿度管理も大切です。あ、筋トレしてます! 中腰の作業が続くため、筋肉を鍛えています 笑」
筋トレとは驚きましたが、確かに体幹を鍛えることは大切かもしれませんね。
店内のあちらこちらに、かわいいお花やグリーンが飾られていました。
“手作りメニュー”の温かさと共に、「まるや食堂」に彩を添えています。
「まるや食堂」は、「ゲストハウス〇家」をはじめた当時、外国からのお客さんに楽しんでいただくための「蕎麦打ち体験所」として併設されました。社会情勢の変化を受け一念発起した吉田さんは、そば打ち修行に出かけたそうです。現在「まるや食堂」で蕎麦が打てるのは吉田さんだけ。現在、蕎麦打ち修行+おいしい賄い付きでアルバイトを募集中だとか。蕎麦打ちの技術を身につけたい方や、お蕎麦が大好きな方、「まるや食堂」の門を叩いてみませんか?
「親しみやすいお蕎麦屋さんを目指しています。若い方にも本物の蕎麦の味を知ってほしい」と吉田さん。
今年は平年より早い梅雨明けのせいか、ジメジメとした暑い日が続きます。お蕎麦のうれしい効能にも期待して、「まるや食堂」の冷たい手打ち蕎麦で夏の疲れを癒しませんか?
【基本情報】
店名:「まるや食堂」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市野出町4-19
Tel:072-461-3400
営業時間:木曜日~月曜日11:00-14:00、金曜日、土曜日のみ夜営業18:00-21:00
定休日:火曜日・水曜日
駐車場:あり 店前4台、他4台(インスタグラムハイライト参照)
*お席のご予約は、11:00、11:30のみ可能。
*蕎麦の取り置き可。
*記事中の金額はすべて税込表示です。
取材協力 「まるや食堂」店主 吉田 様
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