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イ・デホが3年連続で年俸トップ 日本との平均年俸の差は?<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
3年連続年俸トップ、ロッテジャイアンツのイ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

韓国野球委員会(KBO)は18日、今年のKBOリーグ所属選手に関する年俸などの集計結果を発表。オリックス、福岡ソフトバンクでもプレーしたイ・デホ内野手(36=ロッテ)が年俸25億ウォン(約2億4,500万円)で、3年連続でトップとなりました。

KBOリーグでは球団が選手の年俸を公表し、毎年2月にリーグから集計資料が公開されています。

イ・デホ選手に次ぐ2位は球界を代表するエース左腕のヤン・ヒョンジョン投手(30=KIA)で23億ウォン(約2億2,540万円)。3位は昨オフ、トゥサンベアーズからNCダイノスにFA移籍したヤン・ウィジ捕手(31)の20億ウォン(約1億9,600万円)です。

また新人と外国人選手を除いた全10球団501選手の平均年俸は1億5,065万ウォン(約1,476万円)で2018年より0.3%の増加となりました。

一方、NPBの2018年の平均年俸は3,955万円(日本プロ野球選手会調べ)でKBOとの差は2,500万円程あります。

日韓の違いとして韓国の場合、新人選手の年俸がリーグ最低年俸の2,700万ウォン(約265万円)に定められていることがあります。

入団時の契約金は選手ごとに異なりますが、育成選手に契約金はありません。一軍の試合に出場すると手当てが支払われますが、育成選手は一軍の試合に出られないため、育成選手や一軍経験のない若手選手の年俸は300万円に満たない額です。主力選手との格差は大きくなっています。

チーム別では平均年俸が最も高いのは昨季の成績が7位のロッテジャイアンツで1億9,583万ウォン(約1,919万円)。新人、外国人選手を除いた総額でリーグ唯一100億ウォンを超えています。

平均年俸が少ないのは昨季9位だったKTウィズの9,522万ウォン(約933万円)で10球団中、KTだけが1億ウォンを下回っています。

今回の集計には含まれていない外国人選手では、韓国5年目のジョシュ・リンドブロム投手(31=トゥサン)が170万ドル(約1億8800万円)で一番の高給取りです。

現在、春季キャンプ中の各球団は3月上旬に帰国し、3月12日からオープン戦を実施。23日にシーズンが開幕し、全144試合を行います。

(関連記事:12球団のキャンプ日程が出揃う 韓国球団との練習試合は23試合

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※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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