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【プレミア12】韓国代表が台北ドームで初練習 左の強打者は「牧はなぜチェコ戦で6番だったのですか?」

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
台北ドームのマウンドをチェックする韓国投手陣(写真:ストライク・ゾーン)

野球の国際大会、第3回WBSCプレミア12の初戦を翌日に控えた韓国代表は12日午後、開催球場の一つ台北大巨蛋(ドーム)で初練習を行った。

練習前に首脳陣と投手陣がマウンドをチェック。リュ・ジュンイル監督は「他の球場より少し高い気がする」と印象を話した。また遊撃手のパク・ソンハン(SSG)はグラウンドについて「人工芝が長く、打球がこないように感じる」と話した。

韓国は台湾でのオープニングラウンド・グループBの5試合のうち、台湾(13日)、日本(15日)との2試合を台北ドームで戦う。キューバ(14日)、ドミニカ共和国(16日)、オーストラリア戦(17日)は天母棒球場で行われる。

初戦の台湾戦についてリュ・ジュンイル監督は、先発投手に横手投げのコ・ヨンピョ(KT)を起用すると明らかにした。

また、3試合目に対戦する日本について打線の中軸を担うムン・ボギョン(LG)は野球日本代表・侍ジャパンのチェコとの強化試合(9、10日)の映像を見たと話し、「なぜ牧(秀悟)選手は4番じゃなかったのですか?」と日本への興味を示した。

牧はチェコ戦の初戦は4番一塁だったが2試合目は森下翔太が4番に座り、牧は6番指名打者での出場だった。

この日、16時からは台北市内のホテルで公式記者会見が行われ、バンテリンドームナゴヤで大会初戦(13日)を行う日本とオーストラリアを除く4チームの監督と選手代表が出席した。

記者会見に出席したキューバ、ドミニカ共和国、韓国、台湾4チームの監督(写真:ストライク・ゾーン)
記者会見に出席したキューバ、ドミニカ共和国、韓国、台湾4チームの監督(写真:ストライク・ゾーン)

プレミア12はWBSC主催、または公認のU12、U15、U18、U23、大学、社会人などの各大会での成績を数値化した「WBSC野球ランキング」上位12の国と地域(2023年終了時点のランキング)が出場。

第3回大会はオープニングラウンドがA、B組6チームずつに分かれて行われ、各組上位2チームが東京ドームで行われるスーパーラウンドに進出する。

グループA メキシコ、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコ

グループB 日本、韓国、台湾、キューバ、ドミニカ共和国、オーストラリア

韓国は2015年の第1回で優勝、第2回(2019年)は決勝戦で日本に敗れて準優勝だった。

⇒ プレミア12韓国代表一覧 日程と結果(ストライク・ゾーン)

・時間は現地時間

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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