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【都城市】16種類の雑穀?! 新商品もキター!

全速嫁タロゥかたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・小林市)

1月11日。さぁ!いよいよ鏡開きです。お正月飾りを飾る期間を「松の内」と言います。これは地方によってとても差があるそうですが、一般的には1月11日が多いようですね。
飾った鏡餅には「年神様」が宿っていると言われており、11日に鏡餅を戴くことでそのお力を頂く意味合いが込められた行事です。

ちなみに鏡餅は刃物で切ることは禁忌とされ、神様への捧げものである鏡餅を刃物で切ることは切腹を意味し、とんでもない失礼にあたることから、木槌で割る、水にしばらく浸して柔らかくした後に手で割るという方法がよく取られます。

最近の鏡餅は小さ目や切り餅だったりと、そのまま食べても無理のないサイズのものが多いので、鏡餅を「割る」という価値観すら少しずつ薄れているかも知れませんね。

私が祖父母と餅つきをしていた頃は、水餅にしてカビを取って、とても他人には見せられない顔しながらバキバキ割っておりました(鬼)。

そんな鏡開きの頃、寒さがピークに達し始めると一層食べたくなるのがぜんざい。
そのぜんざいでこだわりの商品を提供されているのが、意外や意外、ばななすむーじぃで有名な「BANANA877」さんなんです!

結構車も多いので、通りがかりに「ぜんざい」の幟を見かけた方も多いかも知れませんね。バナナジュース屋さんのぜんざいだなんて、まさか…と想像された方、ご安心ください。バナナは入っていませんが、代わりに手の込んだ愛情がこもっています!

店内は相変わらずのオシャレ空間。「若い人向けのお店ね」と思われるかも知れませんが、幅広い年齢のお客様にご来店いただいているそうです。
バナナが体にいいのは皆さま良く知るところですもんね。


ぜんざい2種類あります!

16穀物ぜんざい(左) さつま芋ぜんざい(右) 各550円
16穀物ぜんざい(左) さつま芋ぜんざい(右) 各550円

こちらが左から16穀物ぜんざい、右がさつま芋ぜんざいです。実は16穀物ぜんざいは前の冬季にも販売されていたのですが、バタバタとしていたら販売期間が終了していてショックを受けた私!今季は絶対飲んでやると鼻息ふんふんしていたんです。

すると今年は更にさつま芋ぜんざいまで登場しているじゃないですか!もうこれは飲むしかない(一人で)。

ぜんざいには黒豆餅が入っています。一つひとつ丁寧に焼いてあってとても香ばしい香りが添えられています。ほんのりとした塩味があり、ぜんざいの甘さと相性が最高…。

ただこちら。黒豆餅の製造をされている会社さんの製造終了が決定。お店の在庫次第で白餅に移行するそうです。もし白餅であっても美味しさは変わりませんので、この点だけご承知おきください。

16穀物ぜんざいはすっと掬うだけで様々な穀物がこんにちは!16種類全部見分けてやろうと意気込みますが、食べる方が先走ってしまいました。だって食欲の神に愛される私ですから(腹回り)!

持ち帰って器に出してみたら、どんだけもりもりに雑穀が入っていたのかが分かりました!想像以上のぎっしりさにビックリです。これはもう「食べるぜんざい」ですね!

店主さんのバナ子さんは「少しでも手軽に穀物を取り入れて欲しい気持ちで研究してつくりました。より栄養価の高いものを摂って欲しくて、本当に色々と研究したんです!」と笑顔いっぱい話してくださいました。
これは期待値が自ずと上がりますね!

黒豆餅をもち上げると(え?)、たっぷり入っている16種類もの穀物が餅にまとわりついて、歯ごたえが楽しいお餅に変身!
普通のぜんざいよりも、穀物の持つ歯ごたえ、香りがプラスされているので、一口ごとに新鮮な食感が感じられて、楽しく頂くことができます。一年待った甲斐がありました。

こちらはさつま芋ぜんざい。さすがに芋の甘さはぜんざいには勝てないでしょと思って一口含むと、これはこれはびっくり!豊かな芋の香りが鼻を抜け、しっかりとしたさつま芋の甘みがあります。それがぜんざいの甘さ、小豆の風味と合わさって凄く美味しい!

こちらも器に入れて温めなおしたのですが、思っていたよりもゴロッゴロの薩摩芋が入っていて驚きました。

カップに入っている時には沈んでいるので、一見すると「あれ?お芋…」と思われるかも知れませんが、ゆっくり掬ってみてください。食べても食べてもお芋さんが出てくる魔法のような時間を楽しんでいただけると思いますよ!

バナ子さんとお話すると凄く元気がもらえます
バナ子さんとお話すると凄く元気がもらえます

バナ子さんに新商品秘話を伺うと「えっと、シンプルにさつま芋と小豆って凄く合うので美味しくって商品にしました!」とはじけ飛びそうな程の笑顔で大笑いしながら教えて下さいました。

ベースのぜんざいが本当に絶妙な甘さです。小豆とその他が引き立てあいながら美味しさを感じる、本当にベストな甘みで作られています。なので飲み進めても甘みのくどさが全く無く、すっきりといただくことができます。

からだの中から喜んでくれるおやつですね。

バナ子さんは日頃から自作のばななすむーじぃを飲み、ぜんざいを頂いているからこんなに元気なんだろうなぁと物凄く頭の中で納得しながら、今ぜんざいを啜っています。
食べる物で体は作られる。当たり前ですけどホントにそうですよね。

バナ子さんの素敵な想い

こちら店主さんの「バナ子」さん。このお店を始めてから自分の特技を知ったという店主さんは、多くのお客様のお顔を覚えている自分に気付いたと言います。「なんか雰囲気というか、顔!という感じで覚えている訳ではなくて…上手く言えないんですけど、あるんですよね。」

「あ、でも完璧じゃないので間違えるときもありますよ!その時はすみません!」
そんな笑顔とユーモアあふれる店主さんは、実は今春新たなサービスの展開を予定しているんです!

現在はタペストリーが貼ってあるこちらにて、韓国子ども服(~3歳サイズまで)を取りそろえたショップをオープン予定!
3月中を計画していますが、まだまだ進行中のため、進捗や詳細は今後のインスタグラムなどをご覧くださいとのことでした。

どうして韓国子ども服の取り扱いを始めようと思ったのか。それは今のお母さん世代と、かつてのお母さん世代において、交流のきっかけにして欲しいと思ったから。

バナ子さんのお店には、多くのお爺ちゃんお婆ちゃん世代も来られるので、そのついでに今の流行を押さえた「今のお母さん世代にウケるお洋服」をご覧いただくことで、お孫さんへのプレゼントにもぜひ利用して欲しいそうです。(ギフトにも対応予定)

また、産後の体にも優しいバナナを使ったドリンクなどを活かして、お孫さんとお母さんと祖父母など、皆様でおでかけするきっかけにもなったらいいなという思いで、この子ども服販売を始められます。ちょっとしたイートインスペースも設置予定。

商品の丁寧さからも、その内なる優しさを感じるバナ子さん。
自分のお店に幅広い年代のお客様が来るからと、次の展開を考えた想いが「世代間の交流」。イベントではなく、よりな身近な物を通じて気軽にきっかけを得て欲しいという発想は凄いなと思いました。

今のお母さんは産休が明けるとすぐ働く方がほとんどの時代。出ていくお金の何もかもが、かつてとは比較ならない程に値上がりしている現状で、それはもはや必然に近いかも知れません。

だからこそ、ポジティブなきっかけを持ってお母さんとお義母さんにコミュニケーションをとって欲しい!

その思いを胸にBANANA877は今年の春、新たに動き出します!

こちら現在の限定バナナすむーじぃ!可愛すぎて美味しそう過ぎる…。気になる方はお早めに!近日バレンタインの新商品が登場予定なので、これから更に目が離せませんね!

さて本題のぜんざいですが、期間限定商品の為2月中には終了となります(予定)。また、先にお伝えした通り、黒豆餅は在庫次第で白餅へと変更となりますので予めご了承ください。

企業秘密なのですが、このぜんざい、かなり手の込んだ時間のかかる商品なのだそうです。それだけの愛が詰まったぜんざいを頂いて、この寒波、残りの冬を元気に乗り切りましょう!
ご馳走様でした!いやぁほっくほくに温まったわぁ。

●DATE●

  ・場所

     都城市山之口町花木1907-1

  ・営業時間

     11:00-17:30

     10:00-18:00(土日)

        ※オープン日はInstagramからご確認ください

  ・定休日

     月曜日・火曜日

  ・電話番号

     090-3099-1324

  ・ドライブスルー有り

  ・駐車場 3台

  ・BANANA877 Instagram

かたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・小林市)

宮崎県内からの『プチ移住』で都城市にやってきた、夫マンと保護犬2名の家族を見守る全速嫁タロゥと申します。食べる事、フルーツ、動物、自然が大好き、まんまる女。髪をレインボーに染めるのが夢。

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