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服はワンピース、化粧品はポンプ式を選ぶ私。あなたのモノを選ぶ基準は何だろう

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

自分らしい暮らしを選ぶ、藤原友子です。

暮らしは自分の選んだモノでできている。

家の中を見渡すと、自分や家族が選んだモノがたくさんあるはずです。

モノを選ぶには、何らかの基準をもって選ぶのだけど、最近、私がモノを選ぶ基準が「自分が楽になること」を優先していることに気づきました。

私は、服も化粧品も「楽」を優先していた

服は仕事の時、上と下を合わせるのが面倒なので選ぶのはワンピースが多いです。

化粧品にいたっては、昔はシミを消したい、シワを減らしたいという目的で選んでいたのに

気がついたら、身の回りにはポンプ式のモノばかり。

ボトルを手に取って、化粧水や乳液をてのひらに出すのもめんどうで、ボトルを置いたまま上からプッシュして出せるモノばかりになってしまいました。

そういえば、子どもたちが小さいころ、出かける前に塗る日焼け止めが、ポンプ式になったときに感動したのを覚えています。

そのうち、私はスーパーの入り口にある手をかざしたら自動で消毒液がでてくるような機械を買って、化粧水を詰め替えるんじゃないかと思ってしまいます。

モノを選ぶ基準は色々あれど、大切なのは

モノを選ぶ基準は、人によって違うでしょう。ただ家族に迷惑をかけていないのであれば、自分の気持ちを最優先に選ぶのは大切なことです。

「なんとなく」「とりあえず」でモノを選ぶことが多い家は、モノにあふれています。

なんとなく買った服がクローゼットを占領し、とりあえず買った服がソファの上などにに出しっぱなしです。

そして、あふれた服をどうにかしようと新たにチェストやハンガーラックを買ったり、省スペースハンガーなどを買い「なんとなく」「とりあえず」で選んだモノの管理に追われる毎日を過ごしています。

どうせ管理をするなら「コレがいい!」という思いで選んだモノの方がいいです。

選ぶ基準ができると、選択が楽になることも

私は、仕事服はワンピース、化粧品はポンプ式という選ぶ基準があることで、購入するときの選択肢が絞られ、買い物をする時にずいぶん楽になっていることに気づきました。

そして、ワンピースの中でもこんな形、ポンプ式でもこんな効果のあるモノ、という更なる選ぶ基準も生まれてきました。(あまり基準に縛られすぎると、選びにくくなることもありますが…)

自分で決めた選択肢に従って、モノを選ぶというシンプルなことができているのです。

今、自分は何を優先したいのだろう

ただ、選択の基準は変化することがあります。

基準が変化したときは、好みや嗜好、その時自分が大切にしたいことが変わってきたということなので、家の中のモノの見直しが必要な時期なのかもしれません。

大切なのは、その時自分が選んだモノを大切にすること。それが、私は片づけだと思っています。

皆さんは、どんな基準でモノを選んでいるでしょうか?

私の場合は「いかに楽をするか」が最優先事項のようです。4人の子の子育てに追われる毎日ですが、もっと自分の時間が欲しい!楽をしたい!という気持ちでモノを選び、その延長で自分が楽をするため(家族が家事を効率よくできるように)に家を整えています。

でも、何気なく選んでいることもあるでしょう。

「なぜこれを買ったのだろう」「どうして欲しかったのか」今、自分がそれを選んだ基準に少し目を向けてみると、今自分がどんなことを考えているのか、何を大切にしているのかが見えてくるかもしれません。

それを優先することが、自分らしい暮らしを作る第一歩だと私は考えています。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ) 

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、「選ぶ」から始める片づけや暮らし方を伝える活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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