北朝鮮が黄海に短距離弾道ミサイル4発を発射
11月5日昼ごろ、北朝鮮が平安北道・東林の付近から黄海に向けて4発の短距離弾道ミサイルを発射しました。韓国軍による観測数値は以下の通りです。
最大高度20km・水平距離130km・最高速度マッハ5
これが多連装ロケットではなく小型の短距離弾道ミサイルであるならば、今年4月に初めて確認された北朝鮮の新型小型短距離弾道ミサイル(名称不明)と高度と距離は似通っています。
速度については最大高度20km・水平距離130kmでマッハ5を発揮するのは速過ぎるようにも思えるので、11月5日の観測数値は速度については何らかの観測ミスである可能性もあります。
なおこの北朝鮮の新型小型短距離弾道ミサイル(名称不明)は4連装発射機なので、発射数もちょうど合っています。
北朝鮮の最近のミサイル発射(暫定数値)
- 11月2日朝夕 49号~71号 SRBMなど ※23発
- 11月3日朝夜 72号~77号 ICBM×1、SRBM×5 ※6発
- 11月5日昼 78号~82号 SRBM ※4発
※ただし11月2日の23発は弾道ミサイル以外の地対空ミサイルなどを含む。国連安保理の制裁で北朝鮮が発射を禁止されているのは「弾道ミサイル技術を用いた発射」のみ。
※弾道ミサイルおよび巡航ミサイル以外のミサイル数が正確に判明した場合は、その分を現時点までの2022年北朝鮮ミサイル発射数の暫定82号から減らされる予定。
※SRBM(短距離弾道ミサイル)、MRBM(準中距離弾道ミサイル)、IRBM(中距離弾道ミサイル)、ICBM(大陸間弾道ミサイル)
追記:北朝鮮の最近のミサイル発射(確定)
- 11月2日朝夕 49号~54号 SRBM×4、CM×2 ※SAM×23は除外
- 11月3日朝夜 55号~60号 ICBM×1、SRBM×5
- 11月5日昼 61号~64号 SRBM×4
北朝鮮が11月2日~5日のミサイル大量発射を報告 ※2022年11月7日に北朝鮮が公式発表