台風6号は石垣島を直撃するおそれ また関東や東北には来週早々熱帯擾乱が近付く可能性も
台風6号は非常に強い勢力で石垣島付近を通過する予想
タイトル画像にある通り、台風6号は中心付近に雨雲のないところ、台風の眼を形成しながら那覇市の南海上を西進しています。
きょう21日(水)午後4時現在、中心気圧965hPa、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートルの強い勢力となっており、さらに勢力を強めながら先島諸島に向かって進む見通しです。
予報円の真ん中を進むと、あさって23日(金)午後3時にはちょうど石垣島付近に達し、この時点で最盛期の状態となり、中心気圧950hPa、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルが予想されています。
とにかくこの台風の特徴は勢力が強いこともさることながら、動きがとても遅いこと。
石垣島を通過する前後でも、時速10キロ未満と予想されており、場合によっては暴風域に丸2日近くも巻き込まれるおそれがあり、最大瞬間風速60メートルの烈風や記録的な豪雨、猛烈なしけ、高潮などに厳重な警戒が必要です。
気象庁からの防災情報に十分ご注意下さい。
要注意な雲域で熱帯擾乱が発生か?
台風6号の東側に、巨大な雲域が広がっています。
これが要注意な雲域で、諸外国を含む種々の計算によると、週末にかけて、この雲域付近のどこかで次第に渦を巻くように熱帯擾乱(ねったいじょうらん)が発生することが見込みれています。まだいつどこで発生するかなど、ハッキリとした予想は出来ませんが、この雲域から目の離せない状態が続いています。
来週早々、熱帯擾乱が関東や東北に接近も?
日本のGSMモデル(全球モデル)によると、週末から週明けにかけて、小笠原の東海上で、次第に雲域がまとまってくる予想です。
そしてまだかなり不確実ながらもこの雲域が熱帯低気圧や台風などの熱帯擾乱としてまとまり、来週早々、26日(月)から27日(火)頃に関東や東北に近付いてくる計算です。
アンサンブル予報では、この熱帯擾乱の中心(上図小さい赤い丸)が関東や東北の陸地に上陸するような計算もありますので、今後の予想にご注意下さい。