【消しゴム】文房具総選挙で話題!磁力で消しカスがまとまるマ磁ケシとペン磁ケシならどっち?【同門対決】
話題の磁ケシシリーズはどっちが便利?
雑誌「GetNavi」主催の文房具総選挙でも話題の「磁ケシ」(クツワ)。
そのなかでもとくにWebでの注目度が高かったのが「マ磁ケシ」。本体底部の磁石で消しかすがくっつく消しゴムです。
その秘密は、ゴムの中に練り込まれたフェライト鉄粉。これがケースに内蔵された磁石に反応。近づけると消しカスがくっつきまとまります。
消しゴムのカスをまとめて捨てるときにとても楽なわけです。
こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の舘神龍彦です。
今回のテーマは、磁ケシです。最近のWebの文房具関連ニュースに登場するのは、件の総選挙にも登場した「マ磁ケシ」です。これ以外にも磁ケシの仲間がいます。そして使い勝手が微妙に異なります。
今回は2タイプの磁ケシ、すなわちマ磁ケシとペン磁ケシの2種類を比較。使い勝手やスペックを比べてみたいと思います。個人的な結論も書きますが、ぜひ磁ケシを選ぶときの参考にしていただければと思います。それぞれの紹介動画のリンクも入れたのであわせてご覧いただくと、理解が深まると思います。
それでは行きます。
ペン磁ケシ:クイックな操作感ながら、吸着量に限界あり
まずはペン磁ケシです。私のYahooJapanクリエイターズプログラムの動画で最初に取り上げたのはこちらでした。
https://creators.yahoo.co.jp/tategamitatsuhiko/0300066267
その特徴はなんといっても、磁ケシがペン型になったこと。消しカスの吸着のしくみはそのままに、細長いフォルムになったことのメリットは以下のことです。
まず、ペンケースに入れやすく、取り出しやすい。これはとくに、ポーチ状で数本入れるタイプの小型のペンケースを常用する場合に大きなメリットです。
次に利用感です。ペンの様に握って、親指中指人差し指でホールド。ピンポイントに近い感じで狙った文字や線を消せます。
そして、消しカス吸着時の動作です。消した直後にくるっと反転させて底部を消しカスに近づけて集めます。
ともあれデメリットもあります。それは消しカスを一度に吸着できる量です。ペン磁ケシ底面の直径は約9mm。つまりこの9mmの円いっぱいにしか消しカスが吸着できないのです。U字型のクリップを手前にひけば、消しカスを捨てることはできます。逆に言えば、捨てない限り、9mmの円に吸着できる量までしか消しカスを集められないのです。つまり、マメにゴミ箱に捨てることが求められるわけです。
個人的に利用しているのはこちらです。やはりこの操作感は素早くて気持ちいいですよね。ともあれ、捨てない状態で消しカスがついたままなのは、ペンケースの中で目に入るたびに微妙に気になるのも事実です。
マ磁ケシ:消しカスのキープ量は大きいが、操作がワンアクション多い
https://creators.yahoo.co.jp/tategamitatsuhiko/0300151770
ではマ磁ケシは、どうでしょう。現時点における磁ケシシリーズの最新作であり、完成形とも言えると思います。メリットデメリットを見ていきましょう。
まずメリットは、消しカスのキープ量の多さです。ペン磁ケシとは違い、マ磁ケシはいったん吸着した消しカスを透明なキャップの中にキープしておけます。消しカスをためるだけためて、適当なタイミングで捨てにいけばよいわけです。
個人的に不便だなと思うところもあります。それは操作性です。マ磁消しのフェライト磁石は、消しカスを保持する透明なキャップの中にあります。つまり文字を消そうとするときには、まずキャップをはずす必要があるのです。このワンアクションがやや迂遠に感じられるのは、先にペン磁消しを経験しているからかもしれません。
まとめ
まとめると、以下になります。
操作性とコンパクトさでは、ペン磁ケシが優れています。とくに、くるっと反転してすぐに消しカスを吸着できるのは使っていて気持ちがいいポイントです。
何回も文字や線を消すのに向くのはマ磁ケシのほうでしょう。消しゴムとしてのオーソドックスなスタイルである直方体ボディは強く書いた描線を消すのにも力を入れやすいでしょう。また、吸着量の多さや消しカスをまとめて捨てられるところは、ペン磁消しには真似のできないメリットです。
いかがでしょうか。
もともと磁ケシシリーズは、ケース底面にネオジム磁石を内蔵させたシンプルなタイプからスタートしました。そこから、ペン磁消しが生まれ、マ磁消しが生まれているわけです。
みなさんも、この記事を参考に、是非ご自分にフィットした磁ケシを探してみてください。