タイガースがDFAとしたのはヤンキースの元三塁手。ヤンキースは怪我人が出た三塁の穴埋めに動く!?
8月16日、デトロイト・タイガースは、ジオ・アーシェラをDFAとした。
ヤンキースは、アーシェラを迎え入れるかもしれない。
先月下旬、ヤンキースは、マイアミ・マーリンズからジャズ・チザムJr.を獲得した。移籍2試合目から、チザムJr.は、これまで未経験だった三塁を守り、センターとして出場した最初の試合を含め、14試合で打率.316と出塁率.361、7本塁打と5盗塁を記録した。7月29日~30日は、2試合続けてホームランを2本ずつ。8月8日と8月10日のダブルヘッダーは、3試合続けてホームランを打った。
けれども、8月12日の試合で、ヘッド・スライディングによるホームインの際に、左肘を痛めた。
◆「移籍後14試合で7本塁打のジャズが離脱する。ヤンキースは内野手が足りず、外野手は余り気味!?」
アーシェラは、2019~21年にヤンキースでプレーし、このスパンにヤンキースが行った試合の61.5%(236/384)に、三塁手として先発出場した。ポストシーズンは、計17試合のすべてがそうだ。不動とまではいかないものの、当時のアーシェラは、三塁のレギュラーもしくは準レギュラーだった。
今シーズンは、92試合で打率.243と出塁率.286、5本塁打と0盗塁、OPS.619ながら、ヤンキース時代の2019~21年は、291試合で打率.292と出塁率.335、41本塁打と3盗塁、OPS.815。2019年は21本のホームランを打ち、2019年と2020年の出塁率は.355を超えた。現在の年齢は32歳だ。
あるいは、三塁を守る選手をヤンキースが手に入れようとするなら、8月12日にロサンゼルス・ドジャースがDFAとしたアーメッド・ロザリオも、候補になり得る。
ロザリオは、ヤンキースに在籍したことがないが、そうなる可能性はあった。今春、ロザリオがタンパベイ・レイズに入団した直後に、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、ヤンキースもロザリオに契約を申し出ていた、と報じた。
ロザリオは28歳。これまでの出場は、遊撃が最も多い。今シーズンは、レイズとドジャースで計81試合に出場し、打率.305と出塁率.331、2本塁打と10盗塁、OPS.746を記録している。