知らない話が延々と続いて辛い・・・自分だけ話題に入れないときの対処法
何人かで話をしていて、自分だけが会話に入れず、気まずい時間を過ごしたことがないでしょうか。
知らない人物の話や、言葉の意味がわからず、そもそも何を話しているのか全くわからない。
けれど、皆は盛り上がっている。そんな状況に置かれると辛いですよね。
そこでこの記事では、知らない話題に入っていけないときの対処法について、お伝えします。
一体感があれば、辛くならない
辛くならないためのキーワードは、すばり「一体感」です。辛いと感じるのは、孤立するからですね。
話題に入れなかったとしても、周りの人と一体感を感じていれば、さほど居心地は悪くないものです。
これはNG!場の雰囲気を下げてしまう行動とは
知らない話題だからといって、さもつまらなそうにするのはNGです。
スマホを触りだす、下を向く、憮然とした表情をするなど、周りの人と自分とを切り離すような行動は、余計に孤立を招きます。
会話に入れなくても、場を共有していればよい、くらいの気楽な気持ちでいてください。
表情をさりげなく合わせる
知らない話題に入れないときには、表情だけでも、さりげなく周りと合わせてみましょう。
さりげなく、というのがポイントです。全く知らない話なのに、一緒になって笑ったり、悲しんだりするのは、不自然だからです。
さりげなく、というのは、例えば、以下のようにすることです。
・楽しげな話題なら、口角を上げて聴く・微笑む
・悲しげな話題なら、眉間にしわをよせて、気の毒そうにする
・ショッキングな話題なら、目を大きく見開く
心理学のスキルに、ペーシングというものがあります。
ペーシングとは、相手の表情、話し方、声の大きさ、話すスピード、ジェスチャーなどを、自分も同じようにすることで、心理的距離感を縮めるものです。
知らない話題の中にいても、これを活用すれば、相手も自分も一体感を感じることができます。
自然な相槌をうつ
知らない話題だったとしても、何となく雰囲気だけはわかることもありますね。
そんなときは、自然な相槌をうつことを心がけてみてください。
「へぇ」とか「すごいですね」とか、周りの人の反応に合わせる程度でOK。
これも、一体感を感じるポイントです。
会話に入るきっかけになるジェスチャーとは
話をしている人のなかには、あなたが会話に入れずにいることに気づいている人が、必ずいます。そうした人は、気を遣っているものの、会話の流れで、うまくあなたを巻き込めずにいるのです。
そこで、ジェスチャーをつかって、会話に入るきっかけを作ってみましょう。
例えば、知らない人物の名前が出たときに、首をかしげてみる。
すると、気配り上手な人は「〇〇さんっていうのはね・・・」と、あなたに説明をしやすくなります。
「それは誰ですか」と、言葉にせずとも、表情にのせることで、相手に伝わることがあります。ぜひ、お試しくださいね。
以上、知らない話が続き、話題に入れないときの対処法について、お伝えしました。
マナー・コミュニケーション研修講師
樋口智香子