【K-POP論】Lovelyz単独コンサート@ソウルの公演フォト大公開!
本K-POP論にとって、嬉しいお知らせです。
先日取材したLovelyzの事務所から、写真が届いた。2月14日から17日までソウルで行われた彼女たちの単独コンサート「冬の国のLovelyz3」の公演の模様だ。延世大学大講堂で4回行われた公演はいずれもチケット売り切れとのことで。
まずは写真をどうぞ。
昨年12月からの”Lovelyz 活動”ふりかえり
Lovelyzというグループ、冬との相性が良い。2018年12月にはなんと、前年に発表したクリスマスソング「Twinkle」がヒットチャートに再浮上。「チャートを逆行」と話題になり、音楽番組で再度披露することもあった。グループは今後、台湾とシンガポールでも同公演を行うのだいう。
そんなグループと関わり、先方の韓国帰国後にもちょっとした交流が続いている。本K-POP論としては何が嬉しいのかというと、いくつかの実験的試みを事務所側も少し理解いただけたのでは、と感じられたことだ。
1月25日から2月3日までの日本でのリリースイベントに際し、こういった原稿を書いた。
【K-POP論】来日リリイベを終えたLovelyzインタビュー「韓国語で一緒に歌っていただき、感動」
「日本の影響も受けてます」25日から来日「Lovelyz」の作曲家が語る【K-POP楽曲の作り方】
いずれも「K-POPの韓国語歌詞を読解することで新しい内容を伝えたい」「作り手の意図を読み、当事者に話を聞くことで楽曲をより深く理解したい」という意図を込めたものだった。このなかで、筆者からのメンバーへのツッコミ、作曲家からの制作過程での裏話、作曲家から見たメンバーのエピソードなどをかなり入れていった。
思い切って書いた部分も多かったが、韓国側からも少しは評価をいただけたのではないか。また、【K-POP論】来日リリイベを終えたLovelyzインタビュー「韓国語で一緒に歌っていただき、感動」では、メンバーから「もっと”研究”してください」と声をかけられ、大いに励みになった。「後続曲はタイトル曲のアンサーソング」といった、かなり大胆で、かつ”大外れ”の分析をしたにもかかわらず。大外れをお互いに楽しめたというか。こちらも日本からYouTubeで見まくっているというK-POPライフのありようを相手伝えることができた。
先日、かのJYPエンターテイメントの創業者でTWICEなどを手がけてきたパク・ジニョン氏ががソニーミュージックとともに日本国内外でのK-POPグループの一大オーディションプロジェクトを打ち出した。「K-POPのローカライゼーションによるグローバル化」を謳い、日本でのグループは、「国籍は不問」だが「日本語でコミュニケーションを取れること」が必要だとする。氏は「言語の問題のために共感が深められないと思ってきた」という。
ちょっと反対のことをしてみよう。この「おじさんのためのK-POP論」では、真正なるメイド・イン・コリアのグループを読み解いていきたい。言語的なギャップを、翻訳やアウトプットというかたちで埋めながら。K-POPとは、ちょっと分からないからこそ、読解が楽しいのではないか。そして解釈が色々と分かれていく点が。
まあ、ごくポジティブに言えば、かのプロジェクトとの「両輪」を目指していきたい。規模は大きく違うのだが。
今後の展開 3月、4月のガールズグループ来日ラインナップ
Lovelyzからは少し離れて、今後の話を。この「おじさんのためのK-POP論」は来日するグループを”研究対象”に定め、継続していく。3月以降の主要グループ来日予定は以下のリンクを。
今後のK-POPグループ・韓流の来日予定:出典・WOW KOREA
ガールズグループで気にかかるところを抜粋すると、3月上旬以降はこういったラインナップとなっている。
「GFRIEND SPRING TOUR IN JAPAN 2019」
「YURI 1st Fanmeeting Tour “INTO YURI” in JAPAN」
「TWICE DOME TOUR 2019 “#Dreamday”」
「LET’S CHUNGHA FES IN JAPAN SECOND STORY」
「LABOUM JAPAN 2nd FANMEETING(仮)」
ちょっと気にかかるのが、本K-POP論が始まるきっかけとなったチョンハの存在だ。4月5日(金),6日(土)に新宿ReNYにて2度めの来日ファンミーティングを行う。http://www.promax.co.jp/info/2019/chungha2nd/
【コラム】「K-POP、またハマってみるか」そう思わせたチョンハの日本初ファンミーティング。
彼女は直近の韓国でのヒット曲「すでに12時(ポルソ ヨルトゥシ)」を引っ提げ、やってくる。今冬、韓国の音楽番組で1位を獲得したこの楽曲は、Twiceの「TT」「Like OOH-AHH」「CHEER UP」、Apinkの「イル ド オプソ(I'm so sick)」そして何より、チョンハ本人のヒット曲「Roller Coaster」を手がけた作曲家グループ「ブラック・アイド・ピルスン」の作曲。この作曲家グループは2014年、SISTARに「Touch my body」を提供したことで存在を知られることとなった。
作曲家(グループ)が、複数アーティストに提供した楽曲をめぐり、あれこれ分析していく方法はぜひ取り組んでみたいところ。そうやることによって、他グループへの興味にもつながり、ガールズグループ全体が活性化していくのではないか。そんな”仮説”が当たるのか、試してみたい。