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【長野市】創業300年近いのでは?と言うのは気さくな十代目店主。能登重鰹節店は削りたての鰹節が香る

akiko歩くの大好きライター(長野市)

善光寺から長野駅前までをつなぐ中央通りには、さまざまなお店が並びます。新しいお店も増えていますが、「老舗」と言われるお店が何軒も残っているのが、門前町の歴史の深さかもしれません。

コンクリートの近代的な外観の意外な建物の中に、「能登重鰹節店」があります。

堂々とした風格のある看板が歴史の深さを感じさせます。長野市内の乾物屋さんというと、私は真っ先にこちらの能登重さんを思い浮かべます。

初代「能登屋重次郎」が能登鰤(のとぶり)を扱ったのがお店の始まりだそう。「おそらく創業300年に近い」と話すご主人は、何と十代目だそうです。

鰹節、昆布、煮干しなどの海鮮だしを扱う乾物屋さん。お店に入ると、おいしい香りに包まれます。鰹削(かつおけずり)、本枯節削、宗田削、鯖削など、削りたてが並んでいます。

取り扱い商品は国産・国内製造にこだわって厳選されていますので、安心して買い求めることができます。

加工代1本100円で削っていただくこともできます。今の若い方は、鰹節といったらスーパーで買うのが一般的でしょうか? もとの鰹節がこういう姿をしていることを知らない方もいるかもしれません。鰹節の風味の良さは、削りたてが一番ですね!

昆布は、日高昆布、真昆布、利尻昆布があります。

煮干しは平子煮干(マイワシ)、ウルメ煮干があります。煮干の頭も1袋150円で販売されています。

能登重さんで削られて袋に詰められている鰹節は、窒素充填などされていませんので、開封後ではなく、購入日から1ヶ月以内に使い切ることがおすすめです。使いきれずに保管する場合は、なるべく空気を出し、10度以下の冷蔵庫に入れておきましょう。

ご家庭でだしをとることに慣れていない方でも、とても気さくなご主人が乾物のことを教えてくれますので、だしに挑戦してみたい方はお店で相談してみましょう。どういう料理にどんなだしが合うのか、使い分けの方法もアドバイスしてくださいます。

慣れてきたら、お好みでいろいろなだしを楽しんでみてくださいね!

【店舗情報】
能登重鰹節店 公式サイト
公式Facebook
住所:長野県長野市東後町21-102
Tel:026-232-2828
営業:9時30分~18時
定休日:日曜日(イベント時は営業)
*記事の内容は取材当時のものです。

歩くの大好きライター(長野市)

長野市在住。甘いもの、古いもの、エコなもの、変わったもの、とにかく面白いものが大好きです。長野市の魅力を発信していきます!

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