権堂アーケード中ほどにある、日本最古級の映画館「長野相生座・ロキシー」。上映作品はもちろん面白いのですが、居心地が良いので大好きな場所です。

ドキュメンタリー映画が好きな私に、相生座の支配人さんから上映のお知らせをいただいたので、お話をうかがいに行ってきました！

建物だけでなく、置いてあるものの全体的なレトロ感がたまらなくすてきです。

もちろん館内も、昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気です。

ファンが多い映画館なので、オリジナルグッズもあります！

さて、今回ご紹介したい上映作品は「#つぶやき市長と議会のオキテ 劇場版」と「映画 ◯月◯日、区長になる女。」の2本のドキュメンタリー映画です。どちらも政治、しかも国政ではなく生活に身近な地方政治がテーマになっています。

「#つぶやき市長と議会のオキテ 劇場版」は、東京都知事選で得票数2位という結果だった石丸伸二の安芸高田市長当時に取材された映画です。

「石丸さんって何者？」と、都知事選によって初めて彼を知った方も多いと思います。効率的で持続可能な市政を目指す石丸さんと議員さんたちとのやり取りをご覧になって何を感じるでしょうか。議員たちから「是々非々」という言葉が何度も出てくるそうで、まるく収めたい議員と変えたい石丸さん、どちらが間違っているということではありませんが、自分のまちの政治について考えるきっかけをもらえそうな映画です。

「映画 ◯月◯日、区長になる女。」は、東京都杉並区に住む劇作家・演出家のペヤンヌマキさんが、自身が住むアパートが道路拡幅計画で立ち退きの危機になり、止める方法を調べ始めたのが本作制作のきっかけなのだそうです。

2022年6月の杉並区長選挙での候補者と住民の対話を重ねていく様子が描かれます。支配人さん曰く「希望が持てる、爽やかな映画」ということで、「つぶやき市長」とはまた違った視点で地方の政治を考えることができるのはないでしょうか。

いずれも12日（金）から上映で、連休中に舞台挨拶がありますのでぜひご覧になって、地元の長野市議会を振り返って考えるきっかけにしてほしいと思います。