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【東京都中央区】北海道展にも負けない、グルメの宝庫「大中央区展」。買って後悔しないもの5選はコレ!

Tabicco(旅っ子)ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)
中央区の美味と美技が一堂に集結!

日本橋三越本店にて2024年10月23日(水)~10月28日(月)まで開催中の「第14回 東京まん真ん中 味と匠の大中央区展(以下、大中央区展)」。

「フランス展」や「北海道展」と肩を並べて、1つの「区」がデパートの催事イベントになるなんて、さすが老舗や名店の多い中央区です!区内42社が出展する「大中央区展」は、中央区の美味と美技が一堂に集結。中央区が大好きで、中央区の地域ライターとして活動している筆者にとっては、大注目のイベントです。

初日から大盛況です
初日から大盛況です

早速、初日に訪れましたが、想像以上の充実ぶりでした。おすすめしたいものは、山ほどあるのですが、筆者がもう一度行って買いたいと思っているものたちをご紹介します。

コラボ商品に注目

筆者がまず注目したのは、「大中央区展」のために「つながる・つなげる」をテーマに企画されたコラボレーショングルメです。

中央区推奨土産品にも認定されている、銀座ベーカリーのGスティックが、日本橋の老舗鰹節店「にんべん」とのコラボした「G スティック削り粉だし」(731円)は、各日限定60個の販売です。

試食ができるのは嬉しいです
試食ができるのは嬉しいです

たっぷりとまぶされた鰹節とダシの旨味が効いています
たっぷりとまぶされた鰹節とダシの旨味が効いています

「アスパラガス」や「たべっ子どうぶつ」でおなじみの「ギンビス」が、銀座ベーカリー1店舗のみでしか販売していないGスティックは、サクサクの歯ごたえと軽さが特徴のスナック。にんべんの削り節をたっぷりとまぶしたGスティックは、かつおぶしの豊かな風味がしっかりと感じられます。食べた後に残る、だしの旨味の余韻が素晴らしい!Gスティックシリーズの中で、筆者はこれが一番好きかもしれません。おやつとしてだけでなく、ビールのおつまみにもおすすめです。
≪参考記事≫
【東京都中央区】知る人ぞ知る、銀座ベーカリーの「Gスティック」は東京土産にオススメです

茅場町の人気バターロール専門店「PARKER HOUSE BUTTERROLL(パーカーハウス バターロール)」と築地の鮭専門店「昭和食品」のコラボパン、「超辛口鮭と海藻のバターロール」(351円)も気になります。パンと海産物という異色の組み合わせを思いついたことが、すごいですね。

茅場町の店で焼きたてが運ばれてきます
茅場町の店で焼きたてが運ばれてきます

ちぎっただけで、バターのかぐわしい香りが漂ってくるほどです
ちぎっただけで、バターのかぐわしい香りが漂ってくるほどです

食べてビックリ!鮭が入ったバターロールの美味しいこと!PARKER HOUSEのバターロールは、口に含んだ瞬間からバターの芳醇な味と香りが口いっぱいに広がるのですが、バターの風味と鮭がとてもよく合っています。使われている鮭は「超辛口」で、塩がしっかりと効いているのですが、その強めの塩味とバター、海藻がまたよく合っていて、素晴らしい味のハーモニーを奏でます。こちらは、完全に「大中央区展」のためだけに開発されたオリジナル商品で、会場でしか買えません。すぐに売り切れてしまうので、早めの来場がおすすめです。
≪参考記事≫
【東京都中央区】毎日食べたい!焼き立てバターロール。コーヒーのサブスクがお得!

脂の甘みに驚いた、スペイン直送のイベリコ豚のベーコンと生ハム

昨年創業30周年を迎えた、本格的なスペイン料理を味わえるレストラン「月島スペインクラブ」からは、スペインから直送したイベリコ豚を自社工場で加工したソーセージやベーコンなどが登場!普段、レストランでは販売はしていない催事限定の商品です。すぐに食べられる総菜のテイクアウトもあります。

イベリコ豚のベーコンとソーセージ、シーフードパエリアがセットになった総菜を購入。箸やスプーン、お手拭きを付けてくれるのがありがたいですね。会場の1つ上の階にある本館屋上「日本橋庭園」でのランチにしました。驚いたのは、イベリコ豚のベーコン。口の中で溶ける脂の甘みの強いこと!これまで食べてきたベーコンの概念が変わるくらい、美味しかったです。魚介の旨味をしっかりと吸い込んだパエリアも絶品で、いろいろなものが食べられるこのセットはお得です。

どれを食べても本当に美味しかった!
どれを食べても本当に美味しかった!

本館屋上「日本橋庭園」
本館屋上「日本橋庭園」

そしてイベリコ豚といえば、やっぱり「生ハム」。「大中央区展」では、売り場で切りたての生ハムが販売されています。スペイン直送の最高級生ハム・ベジョータはやっぱり違いました。肉の旨味が濃い!噛みしめるごとに強烈な肉の旨味がほとばしります。ここまで味の濃い生ハムはなかなか手に入らないので、買ってよかった!泡のしっかりしたスペインのスパークリングワイン「カヴァ」と合わせると最高です。

旨味の素であるアミノ酸の白い粒がたくさん出ている、最高の生ハム。
旨味の素であるアミノ酸の白い粒がたくさん出ている、最高の生ハム。

匠の技に惚れた小宮商店の折りたたみ傘

「大中央区展」のために作られた1点物の洋傘。
「大中央区展」のために作られた1点物の洋傘。

江戸時代には、商業の中心地だった中央区。区内には、伝統を引き継ぐ工芸品の店がまだいろいろ残っています。またそうした歴史と伝統ある土地柄に惹かれて、やってくる新たな職人さんが「モノづくり」の街として中央区を支えています。「大中央区展」には、足袋、ほうき、箸など工芸品の専門店も多数出店。普段は、どこか敷居が高い感じがしてしまう老舗も、オープンな雰囲気のある「大中央区展」では、気軽に足を運べます。気になる商品があれば、ぜひお店の方に説明を聞いてみてください。一見シンプルに見える品でも、その中に込められているこだわりや匠の技に驚くと思います。

老舗ほうき店にて、それぞれの箒の使い方の違いを聞きました。直接説明を聞けるのがいいですね。
老舗ほうき店にて、それぞれの箒の使い方の違いを聞きました。直接説明を聞けるのがいいですね。

筆者が出会ったのは、東日本橋にある洋傘専門店「小宮商店」の折り畳み傘。山梨の伝統織物を生地に使い、職人さんが手作りしているこの傘の開いた時の上品な美しさに惚れてしまいました。

広げた時の形の美しさに惚れました
広げた時の形の美しさに惚れました

表と裏で異なる色を出すことができる、貴重な甲州織を生地に使用した傘。
表と裏で異なる色を出すことができる、貴重な甲州織を生地に使用した傘。

説明を聞くと、織物生地がただの布ではなく、素晴らしい技術から作られているものであることが分かりました。見た目の美しさだけでなく、UV加工された雨晴兼用傘であること、折り畳みだけど、使用中は毎回畳まずに長傘のようにも使えること、電車に乗る時などに雨のしずくで濡れないように袋がついていることなど、機能性も兼ね揃えていて、使い勝手が良さそうです。日傘が必需品となりつつある、昨今の夏。雨晴兼用の素敵な折り畳み傘が1本欲しいと思っていました。良い品をさりげなく身に付けるのが「江戸の粋」。1本2万円からとなっていますが、自分への贈り物にしたいです。

憧れの名店の寿司が手に入るチャンスあり!

久兵衛の太巻きはエビのすり身が入った卵焼きを使用。あこがれの店の太巻きを味わえて幸せです。
久兵衛の太巻きはエビのすり身が入った卵焼きを使用。あこがれの店の太巻きを味わえて幸せです。

筆者が一度は行ってみたいと長年あこがれている、銀座の寿司の名店「久兵衛」。「大中央区展」では、各日12時から久兵衛のばらちらし、太巻(各3780円)と穴子棒寿司(2700円)を数量限定で販売。購入できるのは、エムアイカード プラス会員さま限定となりますが、カードを持っていない人もその場で仮カードを作ってもらうことができます。名店の味を楽しめるチャンスですよ!

「中央区でしか買えないもの」がたくさん集まっている「大中央区展」。素晴らしい「味」と「巧」に触れて、「日本人に生まれて、本当に良かった」と思いました!会期は6日間のみ。ぜひ、あなたもお出かけください。

第14回 東京まん真ん中 味と匠の大中央区展
会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
会期:2024年10月23日(水)~10月28日(月)
開催時間:10時~19時※最終日午後6時終了
問い合わせ:03-3241-3311

ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)

東京都在住、2児の母。旅行業界に23年間勤務。仕事も趣味も「旅行」。育休中から、「子連れ旅行」にハマる。コロナ禍で、地元・東京の魅力を再発見。子供と一緒に、グルメ、買い物、イベントなど、「東京観光」を楽しんでいる。好きな地域は、お台場、日本橋。Facebookにて、子連れ旅行情報を発信中。Instagramでは、自身の子連れ旅行写真を投稿しています。

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